ブックタイトルTAGEN FOREFRONT 02
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TAGEN FOREFRONT 02
1951年、岩手県生まれ。東北大学大学院工学研究科応用化学専攻修士課程修了。工学博士。東北大学工学部応用化学科助手、東北大学工学部分子化学工学科講師、東北大学工学部分子化学工学科助教授、東北大学反応化学研究所教授、2001年より現職http://www.tagen.tohoku.ac.jp/modules/laboratory/index.php?laboid=45多元物質科学研究所附属新機能無機物質探索研究センター センター長環境無機材料化学研究分野 教授SATO, TsugioFOREFRONT REVIEW佐藤次雄ソルボサーマル反応による機能性セラミックス材料の創製 ソルボサーマル反応によるセラミックスのミクロ・メソ・マクロ構造の階層的(パノスコピック)制御による機能性の高度発現について研究。環境浄化光触媒、無機紫外線・近赤外線遮蔽材、自動車排ガス浄化触媒、非鉛圧電材料、アップコンバージョン蛍光体ナノ粒子、バイオイメージング材料、半導体ガスセンサー等の、環境調和・エネルギーの高効率利用・健康維持に貢献する機能性セラミックス材料の創製を図っています。 佐藤研究室が行っている材料の制御の手法は、パノスコピック制御というもの。ミクロ・メソ・マクロというカタチで構造を階層的制御することによって、新規で多彩な物性を効果的に発現させることができます。 そして材料の合成には、高温水や非水溶媒を利用するソルボサーマル反応等の溶液化学反応を用いています。ソルボサーマル反応は、物質の相互作用を促進するような中~高程度の圧力と温度の溶媒を使う反応であり、温和な反応条件でセラミックスの形態・結晶化度の精密制御を行っています。ソルボサーマル合成は、薄膜、バルク粉末、単結晶、ナノ結晶など様々な形状を作るのに使用できます。得られる生成物は優れた光・電気・物理・化学特性を示すことより、情報処理機能・運動機能・化学的機能・センシング機能などの高度発現が期待でき、医療、医薬品、宇宙、自動車、建設、エネルギー、エレクトロニクス、フォトニクス、大分子用触媒、膜分離、センシング、電池用電解質、 光学分割、骨インプラント材、マイクロマシンなど、多くの分野での活用が期待できます。 特に佐藤研究室が掲げるテーマは、環境調和・エネルギーの高効率利用・健康維持など。ソルボサーマル反応等により、機能性セラミックス材料の創製・機能性高度発現に関する研究を展開しています。 1. 可視光応答性光触媒の合成と環境浄化機能 2. 無機紫外線遮蔽剤の開発 3. 無機赤外線(熱線)遮蔽材料の開発 4. 自動車排ガス浄化触媒の開発 5. 非鉛圧電材料の開発 6. バイオイメージング用ナノ粒子蛍光材料の開発04FOREFRONT REVIEWTAGEN FOREFRONT TAGEN FOREFRONT 23 24