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概要

TAGEN FOREFRONT 01

HONMA, Itaruナノテクノロジーを駆使し再生可能エネルギー技術開発本間格1961 年、新潟県生まれ。1984 年東京大学工学部金属材料学科卒業。東京大学工学部化学工学科助手、東京大学工学部化学工学科講師、工業技術院電子技術総合研究所 主任研究官、産業技術総合研究所電力エネルギー研究部門研究グループ長、2010 年4月より現職http://www.tagen.tohoku.ac.jp/modules/laboratory/index.php?laboid=76 再生可能エネルギー技術を確立するために、何が必要となるのでしょうか? 本間研究室では、新デバイス・新材料開発をベースに、太陽電池、燃料電池、二次電池等の革新的エネルギー技術を開発していきたいと考えています。 革新的エネルギー変換デバイスを実現するために、現在研究室で行っている研究は、まずベースとなる基礎研究です。機能材料プロセッシングと物性探索を研究ミッションの中心として温暖化対策のキーテクノロジー(電気自動車、風力発電、太陽光発電)である高性能蓄電池・燃料電池・太陽電池等のエネルギー材料化学の基礎研究を行っています。単原子層電極であるグラフェン、金属酸化物ナノシート、ナノ結晶活物質、イオン液体、表面ナノ薄膜などの革新的ナノテクノロジーの基礎研究が挙げられます。 そしてこれらの革新的エネルギーデバイスに資するグラフェン、ナノ結晶電極、表面・界面修飾技術、プラズマ・超臨界流体プロセスの基礎研究をベースに高出力・高容量型蓄電デバイスであるスーパーキャパシタ、リチウム二次電池や燃料電池など次世代型エネルギー変換デバイスの設計を行っています。例えば、グラフェンの巨大な比表面積を利用した電気二重層の形成や、表面の化学的修飾を利用して擬似容量を付与することによる大容量型キャパシタ電極の設計などを行っています。このように高容量・高出力型リチウム二次電池、全固体型リチウム二次電池、金属空気電池、大容量キャパシタ、太陽電池などの高性能電極材料・デバイス創製の精密化学プロセスの研究に展開しています。 これらの革新的エネルギーデバイスを要素技術として低炭素化社会技術であるスマートグリッド、電気自動車や再生可能エネルギーの基盤強化に貢献していきたいと考えています。サステナブル理工学研究センターエネルギーデバイス化学研究分野 教授 本間研究室では21 世紀の科学技術が取り組む最重要課題である地球持続技術・低炭素化社会構築のためにナノテクノロジーを利用した再生可能エネルギー技術のフロンティア開拓を行ってます。新デバイス・新材料開発を中心に、太陽電池、燃料電池、二次電池等の革新的エネルギー技術を世に発信し地球温暖化対策のイノベーションを起こすことを目指しています。