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ひとりごと その6


2010年08月13日(金)
さらなる実験 その1 「完全溶解への道」
4ヶ月ぶりに鳴子温泉郷、中山平温泉 鳴子ラドン温泉に行った。

目的は、嬉野温泉の源泉の泉質と酷似している、三之亟湯さんのお湯で豆腐をゆでるとどうなるか、また、鳴子ラドン温泉の源泉ではどうか、を調べるためだった。
これまでの研究で、何とか溶かすことはできても、いわゆる「いまいち」だったので、それを打開したいと思っていた。

ポイントは2つ。
(1) 炭酸水素イオン濃度
(2) アルカリ性(pH)
この2つが揃わないと、嬉野豆腐ならぬ、中山平湯豆腐はできないのではないか、と思っていた。
もっと詳しい解説と考察を後でしているので是非ご覧ください。

持参した実験道具は
(1) pH計
(2) 土鍋 (嬉野湯豆腐の再現のため)+カセットコンロ
(3) 種々のサンプリング用具
などである。

男前豆腐
今回用いた豆腐は「男前豆腐」の「京都六角男前上ル」60g×6個のセットである。
溶けると型くづれしやすい絹豆腐であるが、豆腐自身がとてもおいしいので採用した。

この60gの豆腐は切らないでそのまま用いた。


三之亟湯
さて初めて登場するこのお湯の特徴は何か。
ずばり、嬉野温泉の源泉組成に似ているのである。詳細な解説はあとでするが、要点は(1)ナトリウムイオンが主で、カルシウムイオンやマグネシウムイオンがほとんどない、(2)硫酸イオンよりも炭酸水素イオンや炭酸イオンが圧倒的に多い、ことである。ただ、pHが若干低いのが気になっていた。