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ひとりごと その3 |
2010年05月1日(土) |
成分表をよく読んでみよう! |

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上は、玉鳴号の成分分析表である。
赤字は私が補足したところだ。成分はモル比(mol比)で見ないとわかりにくい。
陽イオンの中では90%(モルベース)以上がナトリウムだ。カルシウムはわずかに4%弱だ。
一方で、陰イオンは、46%程度が炭酸水素イオン、13%が炭酸イオンだ。硫酸イオンもあるが、30%程度だ。
つまり、マグネシウムはなく、カルシウムも非常に少ないので、炭酸カルシウムとなって沈殿することもない。炭酸カルシウムはスケールとなって配管を詰まらせたり、湧出口で白くなってでてきたりするが、そういうことはないはずだ。
なお、イオン当量とは、陽イオンと陰イオンのバランス(マテリアルバランスという)が合っているかのチェックをするための数値で、2.66と2.73と、やや陰イオンの数値が高いが誤差範囲であろう。 |
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