- 三宅島雄山のSO2排出量の推移
- 2001/01/11付発表データ(気象庁による)・SO2発生量のみ
- SO2濃度は、COSPECという機械を用いてヘリコプター等で計測しています。
- COSPECについては、「りゅうきゅう」艦載ヘリからの三宅島の二酸化硫黄放出量測定 by宮城磯治@地質調査所さんのページが詳しいです。
これによると、(以下引用)
- まず、COSPECの測定方向を真上にむけ、青空(紫外線強度はほぼ一定)を背景に、標準物質 (ガラスの容器に入った二酸化硫黄で、あらかじめ濃度がわかっている) の吸光度を測定する(1463ppmmと527ppmmの山ができている)。すると、その時点の紫外線強度のときにどれだけの二酸化硫黄濃度でどれだけの吸光が起きるかが定量できます。
- 次に、噴煙の下を横切るような航路を移動しながら吸光度を測定する。すると青空(紫外線強度はほぼ一定)を背景に、噴煙中の二酸化硫黄によって吸収された紫外線の量がわかる。
- 得られた吸光度を標準物質と比べることによって、噴煙の二酸化硫黄吸光度の断面がわかる。
- 次に、これに噴煙の移動速度(測定した航路に垂直)をかければ、単位時間の二酸化硫黄放出量がわかる、という仕組みです。
ということです。
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宮城磯治@地質調査所さんの三宅島噴火情報、(有)オプティマのCOSPECのページ、Resonance社のCOSPECのページ(英語です。ここからCOSPEC利用者のページにリンクされています)、USGSのCOSPECの解説ページ、あとスミソニアン博物館火山のページの中にもあります。
- 2001/01/11付発表データ(気象庁による)
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