理化学ガラス細工講習用ビデオ (H20年度奨励研究) | |
切断 |
ガラス管の持ち方 ガラス管を回転させるとき、両手の動きのバランスがとれていないと、ガラス管が溶け出したときにねじれたり曲がったりすることになる。ガラス管を回転させるのはガラス管を均一に加熱するためだけでなく、ガラス管が溶け出したときに垂れ下がるのを防ぐためでもある。したがって、ガラス管を炎から出しても、軟化温度以下になるまで回転を続けなければならない。 ガラス管の引き伸ばし ガラス管を回しながら平均に溶かし、炎から出してまわしながらゆくりと引っ張り、完全に硬化するまで回す。太い管を細工するときは太いままでは回転させにくいため、管を細く引き伸ばし持つところを作る。。その部分を“足場”という。足場はそこを持ってガラス管を支えれるだけの太さと長さがあり、その軸がガラス管の軸と合っていなければならない。回転のさせ方が悪いと溶け方が不均一となり軸が合わなくなる。軸が合わないときには肩の所を加熱して修正する。足場を作るとき、加熱後炎から出して回転させながら少し冷め加減になるのを待って引っ張った方が太い丈夫な足場ができる。 |
問い合わせ 工藤友美 kudo@tagen.tohoku.ac.jp 東北大学 多元物質科学研究所 ガラス工場 |