会長挨拶

寺内正己  2020年4月から多元物質科学研究所の所長を拝命いたしました寺内正己(てらうちまさみ)でございます。

  東北大学多元物質科学研究所は、2001年、まさに21世紀と共に生まれた研究所です。多元研の前身は、選鉱製錬研究所(1941年設立)⇒素材工学研究所、科学計測研究所(1943年設立)、非水溶液化学研究所(1944年設立)⇒反応化学研究所という、長い歴史と伝統を持つ3つの研究所でした。この3つの研究所が統合し、それぞれに異なる分野の優れた特長を活かしながら新しい学際融合的な研究展開を目指し「多元物質科学」という言葉を掲げて誕生いたしました。2011年には創立10周年を迎え、それを機に同窓会として「多友会」を発足した次第です。東北大学の同窓会である「萩友会」の下部組織として位置付けられております。

  お陰様で、本年は多元物質科学研究所設立してから19年が経過し、来年4月には20周年を迎えます。新型コロナにより人が集まることが自粛されている状況ですが、来春には新型コロナもある程度抑制され、皆さまと20周年を祝える行事が行えればと考えております。多元研においては、昨年度末に10名の教職員の方々が定年退職されましたが、今年度も多元研を支えてくれる新しい人材を、多くお迎えすることができました。これも皆さまのご支援の賜物と心より感謝申し上げます。

  多友会は、会則の第2条にうたわれておりますように、「会員相互の親睦を図り、東北大学多元物質科学研究所の発展に寄与すること、また「東北大学萩友会」の基礎同窓会として、東北大学及び萩友会の発展に寄与すること」を目的としております。会員としては、第3条に記載されておりますように、多元研創立以来の教職員はもとより、准職員の方や多元研の前身の3研究所に縁のある方々で希望される方は、どなたでも入会いただけます。また、賛助会員の制度も設けておりますので、主旨にご賛同いただけます企業・団体・個人の方々にも是非御協力をいただければ幸いです。

 

 

2020年6月吉日
多友会会長  寺内正己

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