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多元物質科学研究所 歴代所長挨拶

Frontiers in Multidisciplinary Research for Advanced Materials

2代研究所長 中西八郎

2代研究所長
中西八郎

 伝統ある異分野の研究所(素材工学研究所、科学計測研究所、反応化学研究所)を融合させて平成13年4月に発足した、多元物質科学研究所[略称:多元研]は、有機、無機、生体、及びその組み合わせなどの多様な物質に関する多元的 (Multidisciplinary) な研究を組織的・戦略的に展開し、「多元物質科学」という新しい学術領域を開拓すると共に、成果の発信、社会還元、人材育成を通じて、持続型社会の構築という人類・社会の命題解決に貢献することを目標としております。

 この目標の達成に向けて、3つの基幹研究部門と社会還元を目指す任期制の1研究部門、2つの研究センター、技術室、事務部など支援部門に配置された、教授46名を含む総職員260名、学生等を含めると総勢約600名が、日夜責務に邁進しております。

 現在、本研究所が傾注推進している研究課題は、その多くが我が国において戦略的推進が必要とされている重点研究分野(材料・ナノテクノロジー、情報、環境、生命)に係るものであり、発足以来2年、このような重要分野でも、従来の延長線での成果に加えて、世界をリードする多元研らしい成果を発信し、積み上げつつあります。勿論、次世代テーマの発掘にも取り組んでおります。とはいえ、多元物質科学研究推進のために取り組むべき研究課題は多く、学内はもとより、国内外の産官学、異分野を問わず必要な他機関の優れたポテンシャルと当所の優れたポテンシャルとをドッキングさせての研究展開が不可欠であります。

 新しい学術領域での高等且つ開かれた研究拠点と致したく、努力を続けますので、ご支援、ご鞭撻の程、お願い申し上げます。

平成15年4月 東北大学多元物質科学研究所
所長 中西八郎

(出典:2003年多元物質科学研究所パンフレットより)

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