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[論文]梯子形鉄系化合物の組成温度相図完成!

鉄系超伝導体は鉄原子の2次元正方格子が鍵をにぎっていると多くの人が考えていると思います。では、3次元や1次元構造では超伝導は起きないのでしょうか?銅酸化物高温超伝導体も銅の2次元正方格子が重要な役割を果たしますが、こちらでは銅の梯子型(準1次元)格子が超伝導を示す事が発見されており、次元性にバラエティがある事が分かっています。そこで我々は梯子型鉄系化合物である BaFe2Se3 化合物とその周辺化合物の物性研究を進めてきました。その一環として、 (Ba,Cs)Fe2Se3 系(即ち Ba->Cs置換系)の物性を博士課程学生の羽合君がものすごく詳細に調べてくれました。残念な事に Cs 置換だけでは金属化、超伝導化はおきませんでしたが電荷ギャップが極めて抑えられる事や、磁気秩序は急速に抑えられる事等、幾つもの重要な事実が明らかになりました。羽合君、よくやった!

Temperature and composition phase diagram in the iron-based ladder compounds Ba1-xCsxFe2Se3,Takafumi Hawai, Yusuke Nambu, Kenya Ohgushi, Fei Du, Yasuyuki Hirata, Maxim Avdeev, Yoshiya Uwatoko, Yurina Sekine, Hiroshi Fukazawa, Jie Ma, Songxue Chi, Yutaka Ueda, Hideki Yoshizawa, and Taku J. Sato, Phys. Rev. B91, 184416

journals.aps.org/prb/abstract/10.1103/PhysRevB.91.184416

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