多元物質科学研究所
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学生クロストーク

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どうも、小俣研のD1のらんらんです。

小俣研の学生達で「院試対策とか研究室選びってどうすすめたの?」とか「研究室ってどんな感じ?」などのざっくばらんな話をサイトに載せてみることにしました。研究室選びに悩んでる学生の参考になれば幸いです。

 

話し手

 

さっさん(M1)
東北大の工学部・機械知能航空工学科出身。
B3から小俣研に在籍。青森県出身。車が大好き。
non-jikosho ノンちゃん(M2)
富山高専の機械システム工学科出身。
M1から小俣研に在籍中。来年からドクターコースに進学予定。
毎日コーラを飲んでいる。
penpenjikosho ペンペン(M1)
信州大の繊維学部の出身。
小俣研に在籍してまだ数週間のニューカマー。
中国人だけど日本語ペラペラ。
ranran-jiko 進行役:らんらん(D1)
東北大学の工学部・化学バイオ工学科出身。
M1から小俣研に在籍していて、今年からドクター学生。

 


 

―――進行役のらんらんです。みんながどんなふうに研究室を選んだのか、改まって話すって初めてだから、僕も楽しみです。
じゃあ、さっさんから話を聞いていこうかな。簡単に自己紹介おねがいします!
Samune-S 私は、東北大の工学部・機能知能航空工学科卒です。B3で小俣研に所属して、そのまま大学院に進学して、いまM1です。いちばんよくあるパターンだと思います。

 

―――小俣研の学生って、学部生は『工学部・機能知能航空工学科』に在籍していて、大学院生は『環境科学研究科』に在籍しているから、ちょっとややこしいよね。
Samune-S そうそうちょっとややこしい。
私は大学院にいってもそのまま小俣研に残るつもりだったので、大学院は『環境科学研究科・エネルギー環境群』を受験しました。

 

―――学部時代にはなんで小俣研を選んだの?
Samune-S B3から所属する研究室を選ぶときに、燃料電池の研究がしたいと思ってたんですよね。それで、燃料電池の研究テーマがあって、雰囲気がよさそうだった小俣研にしました。自動車が好きでそれに関連した仕事をしたいという夢があって、燃料電池はこれからの車にとって重要な技術なのは間違いないなって。

 

―――学部(工学部・機能知能航空工学科)の時は、機械系の授業が比較的多かったんだよね?材料系の研究がメインの小俣研に入るのに抵抗なかったの?
Samune-S 学部1年生のころはロボットとか作りたいなーって漠然と思ってたんです。でも、ロボットの研究ってプログラミングが重要で、私はちょっとそれが苦手な気がして…(笑)。それよりも実際に手を動かして実験する方が向いてるような気がしたので、材料系もいいなぁと思いました。学部時代は材料に関した授業が少なかったので、研究を進める時に知識不足を痛感することはあるにはあるんですけど、どこにいっても勉強が必要なことには変わりないと思うので…。自分がやりたい燃料電池の研究を進められてるので、機械系出身ってことに囚われずに選んで良かったなと今は思っています。

 

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―――機械系出身という意味では、のんちゃんも一緒だよね。自己紹介お願いします。
Samune-N 僕は、富山高専の機械システム工学科ってところ出身です。どっちかというと機械系ですね。ただ、高専の専攻科の2年間(大学3-4年相当)では、無機化学をメインに授業をとっていたので、機械系と材料系の真ん中ぐらいの微妙なところです。

 

―――なんで東北大の小俣研に来ようと思ったの?
Samune-N 大学に行って材料系の研究がしてみたくなって、高専の先生に相談したら東北大に小俣研ってところがあるよ、って紹介してくれた、という経緯です。
あとは、高専の先輩に『大学の研究室を選ぶ時はドクター(博士後期課程)の学生がいるところの方がいいよ。面倒見てくれるから。』と言われたことがあって、小俣研にはドクターの学生がいたので、じゃあ良いのかな、と思って選びました。

 

  ―――ペンペンも自己紹介おねがいします。
Samune-P 僕は学部は信州大の繊維学部ってところで炭素繊維樹脂の研究してたんですけど、大学院では半導体材料の研究をしてみたくなってネット検索で小俣研を見つけました。コネとかは全然なくて、小俣研のサイトに書いてあった小俣先生のメールアドレスに『見学させてください』っていきなりメールしました。小俣研のサイトに『他大学から進学してきた学生が多い』って書いてあったので、自分も院試に受かるかなぁと思って。実際のところ、環境科学研究科・エネルギー環境群の院試って他大学の学部生にとって、受けやすいと思います。

 

大学院入試について

 

―――入試の話が出たので、環境科学研究科の入試についてちょっと聞きたいです。
Samune-P エネルギー環境群の受験科目って、基礎科目と専門科目、あとはTOEICスコアの提出なんですけど、専門科目の選択肢が広いから、自分が勉強しやすそうな科目を選べるのがありがたかったです。

 

補足情報:
ペンペンが受験した2021年度は、『基礎科目2題+専門科目4題』でしたが、2022年度から『基礎科目4題+専門科目2題』に内容が変更されます。
したがって、外部の学生がさらに受けやすくなると思います(詳しくは環境科学研究科公式サイトへどうぞ)

※基礎科目は『数学(2題)・物理学(2題)・化学(2題)』の6題のうちから4題を選択。
※専門科目は『流体力学・材料力学・材料科学・環境化学・地球科学』の5題のうちから2題を選択。

 

Samune-S 専門科目の選択肢が広いっていう理由で、他大学の学生にハンデが付きづらいんだと思います。私のまわり(環境科学研究科・エネルギー環境群)って、東北大の工学部以外からきた学生めちゃくちゃ多いです。体感的には半分弱くらいは外部の方だと思います。機械系の学部出身もいれば、バイオ系とか材料系出身もいるし、いろんな経歴の人がいますよね。
Samune-P あとは、大学院は夏に1回だけ入試があるってところが普通だと思うけど、環境科学研究科のエネルギー環境群って、8月だけじゃなくて2月にも一般入試があるんですよね。だから、夏に院試に失敗しても、春で復活できる。僕は春に復活しました(笑)。

 

―――のんちゃんは、一般入試じゃなくて推薦だっけ?
Samune-N そうです、推薦です。高専の学生用の推薦入試制度を使って入学しました。専攻科2年(学部4年生相当)の4月くらいに研究室の見学をしに小俣研におじゃましたんですけど、小俣先生にGPAとTOEICのスコアを伝えたら、『ギリギリ推薦入試に通るかも』と言われて、じゃあそれならっていうので推薦でトライして受かりました。どれくらいギリギリだったかは知らないです(笑)。

 

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―――院試の専門科目って何選んだ? ちなみに僕は、流体力学+地球科学でした。
Samune-S 私も同じで、流体力学+地球科学ですね。
Samune-P 僕は材料力学+流体力学でした。
Samune-N 僕は、もし推薦入試がうまくいかなかったら、その後の一般入試に向けて、材料科学・地球科学・流体力学のどれか2つを勉強しようかなと思ってました。
Samune-S このあたりは、学部時代にどんな授業受けてきたかで変わると思います。もし院試を受けることを考えている学生さんがいたら、もっと具体的なアドバイスができると思うので、ぜひ見学に来てほしいです。過去問も古いものも含めていろいろ持っているので。
Samune-P 教授に見学希望のメールするのってけっこう緊張しましたけどね。
Samune-N あー、でも、見学希望のメールが届くと先生達よろこんでるよね。『◎◎大の学生が見学にくるってさ~!』って。
Samune-S よくぞうちを見つけてくれた!的な感じなんですかね(笑)。

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研究室生活

―――小俣研、入ってみてどうですか?
Samune-S 立地がめちゃくちゃいい。
Samune-N 立地(笑)
Samune-P 実際、立地めちゃくちゃいいですよね。仙台駅も近いし、お昼にアーケードでランチとかできるし。僕の学部時代のキャンパスは周りにお店がほとんどなかったので、ちょっとカルチャーショック受けました。
Samune-S 立地はほんとに良い。

 

―――見学に来た学生から『遅くまで実験するんですか?』ってよく聞かれるけど、そこのところはどうですか?
Samune-N 遅くなることは確かにあります。実験していると色々試したくなって、遅くなっちゃうっていうのは良くあるので。
Samune-S ただ、大学の研究室ってもっと青白い顔で徹夜しまくるのかと思って覚悟して来たんですけど、そういうわけではないんだーって思いました。
Samune-N コロナで交流が減ってるのもあって、他の研究室をあんまり知らないので、正直なところ、何が「研究室の普通」なのかは謎ですが…。僕は小俣研でドクターコースに進むことに決めたので、あと4年間、楽しく過ごそうと思ってます。
Samune-S そんなに恐ろしいところじゃないよ、って3年前の私に伝えたいです。

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これから研究室を選ぶ人に

―――最後に、研究室を選ぶ上で、後輩たちにアドバイスってありますか?
Samune-P やっぱり実際に見てみるのは大事だと思いました。あと、研究室の見学に来た時に、先輩方に院試対策のアドバイスしてもらえたので、もっと早く来ればよかったと思いました。僕はB4の6月に見学に来たけど、4月頃とかでも良かったし、それよりも早くても良かったなぁ。
Samune-S 見学に行くと、実験室を見せてもらえるのもいいけど、学生たちがどんな雰囲気なのかを直接感じられるのがいいですよね。「エナドリの空き缶が学生のデスクに大量に積み上げられてたら、その研究室はやめといたほうがいい」って先輩に言われたことがあります(笑)。
Samune-N 先生陣からどんなことを目指して研究をしているのかを直接聞いたときは、説明は難しくてわからないところもあったけど、なんとなく凄そうだなーと思って、入試の準備にやる気がでた記憶がある。
Samune-S 研究室に入って、どんな同級生や先輩と出会うかは運もあるし、相性もあるし。
最終的には、どこに入ったとしても、入ったところでがんばればOK。
Samune-N がんばればOK。
Samune-P シンプルアドバイス。かっこいい。

 

研究室選びに迷っている学生達へ先輩からのアドバイス

  •  研究室は早いうちに見学したほうがいい
  • 見学の時に先輩たちと話してどんな雰囲気か見るのがベスト
  •  運や相性もあるから最終的には入ったところでがんばればOK

見学希望の方は下記のアドレスにメールしていだければOKです。
私達ふくめて、学生みんなで、皆さんが見学にくるのをお待ちしています!
takahisa.omata.c2●tohoku.ac.jp