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ガラス材料による全固体型潜熱蓄熱材料の創製に成功 ~生産性・耐久性に優れた熱マネージメントの要素技術開発に向けて~

 東北大学大学院工学研究科応用物理学専攻の村本 圭氏(当時、大学院修士課程)と寺門信明助教、高橋儀宏准教授、藤原 巧教授らは、同大学多元物質科学研究所の鈴木 茂教授らとの共同研究により、潜熱蓄熱を示すガラス材料”VO2分散ガラス”の開発に成功しました。賦形性や化学的耐久性に優れる酸化物ガラスと、構造相転移による優れた蓄熱性能を有するVO2結晶を複合させた新規結晶分散ガラス材料の作製法を確立したことで、生産性に優れ、かつ貯蔵容器を必要としない全固体型潜熱蓄熱材料への応用が期待されます。
 本研究成果は、英国オンライン科学誌「Scientific Reports」(2月2日:英国時間)に掲載されました。
プレスリリース本文(PDF)

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図.BaO-TeO2-V2O5系ガラスとVO2結晶粉末により作製したVO2分散ガラスの走査型電子顕微鏡像(SEM)および各種構成成分の元素マッピング像。VO2結晶を示すため、SEM像における結晶粒の一つを赤点線で囲った。VO2結晶は周囲のマトリックスガラスに溶出せず、安定的に分散している。

論文情報:
“VO2-dispered glass: A new class of phase change material”(和訳「VO2分散ガラス:新規潜熱蓄熱材料」)
Kei Muramoto, Yoshihiro Takahashi, Nobuaki Terakado, Yoshiki Yamazaki, Shigeru Suzuki, and Takumi Fujiwara
Scientific Reports 8, 2275 (2018)
DOI:10.1038/s41598-018-20519-6

関連リンク:
機能材料微細制御研究分野(鈴木研究室)
東北大学工学研究科
東北大学

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