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お知らせ
第20回 東北大学多元物質科学研究所研究発表会を開催しました

 2020年12月8,9日の2日間、片平さくらホールにおいて「第20回 東北大学多元物質科学研究所研究発表会」の講演の部を開催し、多元研内外から200名以上の参加者を集めました。多元研の寺内正己所長から「講演の先生方の研究発表から、何か自分の研究に活かせないかというものを見つけて、今後の研究に役立てて欲しい」と、挨拶があり開会しました。
 今回は新型コロナウイルスの影響により会場への参加者は少人数に制限し、オンライン開催を併用して行いました。会場への参加者には感染防止のため、マスクの着用・手指のアルコール消毒・ソーシャルディスタンスの確保などの対策を徹底して行いました。
 また、ポスター発表の部はオンデマンドで12月3-7日の間に開催され、「多元物質科学研究所所長賞」の応募者と審査員の白熱したやり取りが見られました。
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        寺内正己 所長                  中川勝 実行委員長

 客員教授特別講演では、秋吉一成先生(京都大学 大学院工学研究科 教授)より「糖鎖基盤自己組織化ナノバイオ材料の設計と医療応用」と題して、中島健次先生(日本原子力研究開発機構 原子力科学研究部門 J-PARCセンター物質・生命科学ディビジョン 副ディビジョン長)より「J-PARC物質・生命科学実験施設における物性研究の最前線」と題して、近藤忠先生(大阪大学 大学院理学研究科 教授)より「実験室で創る地球惑星物質」と題してご講演いただきました。
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      秋吉一成 先生        中島健次 先生         近藤忠 先生

 新任教授講演では、岡本聡教授(ナノスケール磁気機能研究分野)が「時間・空間的マルチスケール磁気機能解析とデバイス応用」と題して、南後恵理子教授(量子ビーム構造生物化学研究分野)が「X線自由電子レーザーを用いたタンパク質分子動画解析」と題して、亀岡聡教授(金属機能設計研究分野)が「金属組織制御を利用した新奇触媒材料の創製」と題して、植田滋教授(基盤素材プロセッシング研究分野)が「固気液接触現象の盛業による素材プロセスの効率化」と題して、西原洋知教授(ハイブリッド炭素ナノ材料研究分野)が「従来に無い機能をもつハイブリッド炭素ナノ材料の創成」と題して、加藤英樹教授(物質変換無機材料研究分野)が「水分解のための光触媒開発」と題して講演しました。
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      岡本聡 教授         南後恵理子 教授         亀岡聡 教授

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      植田滋 教授         西原洋知 教授          加藤英樹 教授

 講演終了後に、ポスター発表の審査結果に基づき4名の「多元物質科学研究所所長賞」の受賞者発表が行われました。また、合わせて「籏野奨学基金」、「科学計測振興基金」の授賞式も開催されました。

関連リンク:
第20回 東北大学多元物質科学研究所研究発表会ウェブサイト
第20回 東北大学多元物質科学研究所研究発表会授賞式