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東日本大震災から4年。改めて考えましょう! 「The メタン」古くて新しいエネルギー

〒980-8577 仙台市青葉区片平2−1−1 
東北大学多元物質科学研究所
村松 研究室

プログラムprogram

概要

 本企画では、まず最初に震災時に停止した都市ガスの原料であるメタンガス=LNGに焦点をあて、このメタン資源の実際と震災時の状況、なぜ1か月を待たずに天然ガス供給が開始したのかを含めて、メタン資源全般の講演をきき、さらに、従来型のLNGを原料としないメタンガスであるシェールガス(シェールガス革命)、採掘がはじまったメタンハイドレート、そして身近なバイオメタンガスについて、その資源量や利用法について、第一線の研究者から話をうかがいます。これがまさに、現在復興時に焦点があたっている、新たなエネルギー資源であります。さらに、水素自動車の水素の原料となっているのもメタンであり、このメタン利用について、メタン転化反応触媒(水素生成)や、メタンを燃料とする燃料電池開発の現状まで、最先端の技術を紹介していただきます。


日時・場所

「Theメタン 〜古くて新しいエネルギー〜」(触媒学会東日本支部・東北地区講演会))

日時: 平成27年3月8日(日) 10:00〜18:00
場所: 東北大学・片平さくらホール
  980-8577 仙台市青葉区片平2−1−1 東北大学片平キャンパス内
参加費無料


プログラム

フロア 内容
1階ラウンジ 10:00〜18:00
みやぎ・環境とくらし・ネットワーク、仙台市ガス局などの、出展
バイオメタンガスと、太陽光、温泉バイナリー発電など、再生可能エネルギーに関する出展
2階 会議室 シンポジウム

シンポジウム プログラム

時刻 講演内容
11:00〜11:45 「シェールガス革命とメタンのこれから」 
◆関根 泰 (早稲田大理工)
早稲田大学理工学術院 先進理工学部 応用化学科教授。非在来型触媒反応でエネルギー・環境の次世代を切り拓くをモットーに、エネルギー科学領域では傑出している研究者。日本エネルギー学会進歩賞など受賞多数。
11:45〜12:30 「夢を現実に!メタンハイドレート開発への挑戦」
◆増田昌敬 (東京大院工)
東京大学 人工物工学研究センター 教授。 メタンハイドレート資源開発研究コンソーシアムフェーズ2 (MH21)プロジェクトリーダー。フェーズ2では、日本周辺海域での海洋産出試験を実施。いま、最もホットな研究者である。
13:30〜14:15 「バイオメタンガス生産を中心としたμコミュニティづくり」 
◆多田千佳 (東北大院農)

東北大学大学院農学研究科准教授。有機物の微生物を用いたバイオガス化の研究に従事。宮城県鳴子温泉に、バイオガス生成装置をおいて、そのガスでお湯を沸かすカフェ「エネカフェ・メタン」を先日オープンした。今、最も活躍するリケジョ。
14:15〜15:00 「メタン改質とメタン化反応を利用した新しいプロセス」
◆菊地隆司 (東大院工)
東京大学大学院工学系研究科化学システム工学専攻・准教授。メタンなどの燃料から水素を高効率に製造する触媒の開発研究、そして水素利用と幅広いプロセスを手掛ける触媒工学研究者。
15:00〜15:45
「メタン燃料電池と将来展望」 (仮題)
◆川田達也 (東北大院環境)
東北大学大学院環境科学研究科分散エネルギーシステム学分野・教授。天然ガスなどの燃料から直接電気エネルギーを得るエネルギー変換器、固体酸化物形燃料電池(Solid Oxide Fuel Cell = SOFC)研究の第一人者。
16:00〜17:00
Q and A
コーディネーター: 村松淳司(東北大多元研)

information

「The メタン」
古くて新しいエネルギー
       実行委員会

〒980-8577
仙台市青葉区片平2−1−1 
東北大学 多元物質科学研究所
村松 研究室
TEL.022-217-5163
FAX.022-217-5165

「Theメタン」チラシはこちら