最終アンケートに答えて

1999/07/13

学生の皆さん、受講ありがとうございました。
講義は無事、終了しました。
最終アンケートを早速拝見しましたので、その中の少数意見についてFollowしたいと思います。
その上で、来年度の講義について述べたいと思います。
講義内容が平易であり、もっと専門的内容であるべき
専門基盤科目という科目の位置付けにより、物理化学を忘れた人にでもわかる内容にすべし、というカリキュラム委員からの要望で、レベルを落としているのは事実です。数式をもっと使って、その物理化学的な意味を説明するような講義は従来は行っていました。しかし、そのときは資源工学科の専門科目であり、受講する人も界面に関連する研究を行っている人でしたので、理解も早く、講義の内容もかなり深いものでしたし、最近の研究例についても言及することができました。
 しかし、最近は、大学院大学への衣替えから、研究に直接関係のない講義も多く聴講しなくてはいけないような現状になっています。その点を意識し、講義以外の時間で研究に没頭できるようになって欲しいな、と思って、今のようなスタイルに切り替えました。
 ただし、これがよかった、とは、全然思っていません。また、ともすれば、人気を意識し、学生の顔色を伺いながら、講義を進めるような状態になるとも限らないので、その点、遅刻などを厳格にしようと思ったのです。
 この点を踏まえ、次年度はより専門的な講義に移行しようと思います。
 なお、専門的な講義は、後期の微粒子素材工学で実施していますので、是非受講してください。
こっちは、専門過ぎるかもしれませんが。
 あと、このweb pageからより専門的な話をweb講義のような形で行おうかな、とも思っています。
評価方法は出席よりも他の方法にした方がいいのでは
界面電気化学を専門にするような人にとっては、つまらない講義であったようにも思います。上記のような理由で、専門的な講義を避けてきましたが、より話題を洗練させて、界面電気だけに関する講義に移行しようかな、とも思っています。
出席だけの評点方法は、他にリーゾナブルな評価方法が見つけられなかったことによります。たとえば、試験ですと、毎日出席していてもいなくても試験一発勝負。レポートは同じ問題をかかえています。評価というのは多かれ少なかれ、問題点があるし、これが一番という評価方法はあり得ないと思っています。それなら、私にとって比較的楽であり、出席して講義を聴く、という聴講の基本を守り、聴講者が比較的楽な気分で講義に参加できる、唯一の評価方法だろうと、採用したわけです。
しかし、この評価方法で満足しているわけではありませんので、次年度はもうちょっと工夫しようかな、と思っています。
セクハラ発言になるような個人的な問いかけは避けよ
わかりました。次年度からは、止めます。
寒い冗談は止めて
畏まりました
講義内容にまとまりがない
すいません。次年度から、もうちょっとちゃんとやります。講義前には講義予定を考えてノートにメモってくるのですが、いざ講義になると、やる予定のものの半分程度しか消化できないのです。元々欲張りだったのがいけないのでしょう。もうちょっと、何とかしてみます。
その他、大多数の意見
現状のままでよい、ということですが、上記のような問題点もありますので、来年は、講義内容や評価方法について、改良していきたいと思います。