http://www.metro.tokyo.jp/INET/ETC/SAITAI/HISAI/MIYAK309.HTM



平成12年11月7日                連絡先

午後2時00分                     環境局環境評価部広域監視課

東京都災害対策本部                    03-5388-3567





        東京都災害対策本部の対応等について(第209報)





       三宅島における火山性ガスの環境測定の結果について

            (10月16日〜10月28日)



 東京都では、三宅島における火山性ガスの環境濃度を把握するため、島しょ保健所三宅出

張所に二酸化硫黄連続測定機を設置していましたが、発電・送電中止となっているため、デ

ータを取ることができない状況にあります。

 今回、簡易な方法を用いて島内の環境レベルを把握するための調査を行い、その結果がま

とまりましたのでお知らせします。



1 測定内容

 (1)測定日時

   平成12年10月16日12時〜10月28日13時

 (2)測定項目

   二酸化硫黄、硫化水素

 (3)測定地点

  1)島しょ保健所三宅出張所、2)阿古漁港船客待合所、3)三池港船客待合所

 (4)測定方法

  1)期間平均値の測定方法

   分子拡散式サンプラー・イオンクロマト法

  2)期間最大値の測定方法

   携帯式ガス検知器



2 測定結果

 (1)二酸化硫黄

   期間平均値は、0.014ppm〜0.317ppmの範囲にある。参考までに、

  環境基準(1時間値の1日平均値0.04ppm)と比較すると、島しょ保健所三宅

  出張所以外は、かなり高いレベルにある。

   最大値は、5〜21ppmの範囲にあり、作業環境の暫定基準2ppmを3地点と

  も上回っている状況が分かる。

   期間平均値は、阿古地区が高いが、期間最大値は、三池地区が高い状況にある。

 (2)硫化水素

   期間最大値は、1未満〜4ppmの範囲にあり、作業環境の暫定基準10ppm

  を下回っている。





 注1) 測定位置の上部とは地上から約150cm(三池港は約83cm)、下部とは地上から約40cmの

    高さである。

  2) 二酸化硫黄濃度の平均値は、分子拡散式サンプラー・イオンクロマト法による測定

    値である。

    [分子拡散式サンプラー・イオンクロマト法] 

    多数の細孔を持つ蓋のあるプラスチック容器に吸収液を入れ、測定場所に吊しておく

    と、通過たガスが吸収される。これをイオンクロマトグラフ装置で分析する。総吸収

    量を測定期間の総時間数で割った値を期間平均値と表示している。

  3) 最大値は、携帯型ガス検知器(定電位電解式)による測定期間内瞬時最大値である。



   

【参考】〈二酸化硫黄の環境基準:日平均値0.04ppm、1時間値0.1ppm〉