スペイン渡航記 (2010年10月31日〜11月6日)


京谷研究室 修士課程1年生 山本 健太郎
 2010年10月31日から11月6日まで学振二国間交流事業共同研究のために過ごしたスペインで得られたこと、感じたことを紹介します。

○スペイン科学研究高等会議国立炭素研究所で思ったこと
・プレゼンテーション
 自分の研究を発表しました(写真1)。英語でのプレゼンテーションは2回目でしたが、とても緊張しました。また質問に対して、うまく答えられず歯がゆい思いもしました。もっと英語ができるようにならなければと思いました。
・研究所の雰囲気
 研究所の人たち(写真2)は皆で一緒にご飯を食べて、食事中もよく喋っていました。そのせいか良い意味で上下関係のようなものはほとんど感じられませんでした。こういう環境なら、研究室全体の雰囲気もよくなって、周りの人とディスカッションし易いし、その機会もたくさんあって楽しいだろうなと思いました。
・その他
 研究所の方と話しているとき、日常的な話は理解することができたのですが、スペインの歴史や実験装置などの話になるとわからないことが多かったです。また、日本の文化の話をしている時、日本人の自分がよく知らず、答えられないことがあり、情けない気持ちになったことがありました。この体験から英語で話をする時に、英語ができることはもちろん大切なのですが、話題の背景知識がかなり重要であることがわかりました。スペインから帰ってきてからは少しずつですが、日本の文化を勉強するようになりました。
fig.1
写真1 プレゼンテーションの様子
fig.2
写真2 研究所の皆さん(中央の赤い服の方がタスコン先生)
○スペインの街で思ったこと
・ 英語
 スペイン人は欧州の人だからみんな英語ができると思っていましたが、オビエドでは街のほとんどの人に英語が通じませんでした(マドリッドではそこそこ通じた)。しかし、言葉が通じなくても積極的に話してくるところが、外国人を相手にすると、たいてい固まってしまう日本人とは違うなぁと思いました。
・ 建築物
 教会や街の建物(写真2、3)は本や映画などで見たことがあるといった感じの歴史的な建物でしたが、実際に見ると スケールが想像と大きく違っていて驚きました。また、実際に現地で暮らしている人達を見て、昔からある建物と今も一緒に生活をしているスペインの方は自分達の文化や歴史が好きなんだろうなと感じました。
・食事
 生ハムとチーズががとても美味しく、ビールも安くて(一杯120円くらい)美味しかったです。ただ、食事は油っこいものが多く、さっぱりした野菜がほとんど出てこなかったため、胃の調子が悪くなったときがありました(みかんを1つ食べたら治った)。
・あいさつ
 スペインの方たちは見知らぬ人でも気軽にあいさつをするということを聞いていたので、現地では積極的にあいさつをしてみたら笑顔であいさつを返してくれました。しかし、怪訝な顔をされたときもありました…。なにはともあれ、あいさつ程度であっても現地の言葉を使ってコミュニケーションをとることは非常に楽しいことでした。
fig.3
写真3 サラマンカのカテドラル
fig.4
写真4 サラマンカの街中
○まとめ
 今回、スペイン科学研究高等会議国立炭素材料研究所の皆さんには本当にお世話になりました。タスコン先生(写真2の中央)には研究所の案内をしてもらったり、食事の際にスペインの文化や食べ物などの楽しい話をたくさんしていただきました。また、日本に帰る時もわざわざ朝早くから見送りに来ていただいたりと最初から最後まで本当にお世話になりました。ルベンには1日中、ヒホンの観光に付き合ってもらいました。観光中も私たちのことを考えて常に話をしてくれたり、シードラの注ぎ方を教えてくれたりして(写真5)、とても楽しませてくれました(結局、僕はうまく注げませんでしたが)。パブロには研究所でのインターネット接続をしてもらったり、オビエドの観光に付き合ってもらったりしました(写真6)。最後のバーの別れ際で抱き合ったことは忘れません。研究所の他の皆さんにも本当にお世話になりました。スペインで楽しく過ごせたのは皆さんのおかげです。本当にありがとうございました。最後になりますが、今回の貴重な経験をさせて下さった京谷先生、西原さんに御礼申し上げます。
fig.5
写真5 シードラの注ぎ方を教えるルベン
fig.6
写真6 注ぐ山本
fig.7
写真7 ガイド中のパブロ