スペイン渡航記(2010.10.31〜2010.11.6)


京谷研究室 博士課程2年生 岩村 振一郎
10月31日から11月6日まで共同研究を行っているスペインのオビエドにあるスペイン科学研究高等会議国立炭素研究所に訪問して私たちの研究の紹介や施設の見学をさせてもらいました。ここではその時の様子や思ったことを紹介しようと思います。
(1) スペイン科学研究高等会議国立炭素研究所について
訪問した研究所は日本でいう産総研のような国立の研究所で、博士の学生が少しいるだけでほとんど社会人スタッフが研究を行っていた。共同研究先の教授のタスコン先生の話によるとオビエドは石炭の採掘により発展した都市であり、この研究所はその石炭を研究するために作られたそうだ。このため、研究所の外には黒鉛の山があったり、黒鉛を砕くための巨大な粉砕器などがいまだに残っていたりしていいた。
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写真1 研究所の看板
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写真2 研究所内の黒鉛の山
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写真3 研究所の窓から
(2) 研究紹介について
研究所ではわざわざ時間を取ってもらい私たちの研究の紹介をさせてもらった。私は”The Size Effect of Buffer Nanospaces around Si in Si/C Composite for Li Insertion/Extraction”というタイトルで最近行っている研究を紹介した。あちらの研究グループでは電池関係の研究は行っていないようで専門外であり、また私の聞き取りづらい英語にも関わらず、私の研究に興味を持って聞いてくれ、コメントまでしてくれた。
(3) スペインの人々
オビエドに滞在している間ずっと、研究所の人たちは私たちのことをすごくもてなしてくれた。タスコン先生は毎日迎えに来てくれて、夕食までごちそうしてくれた。昼食(+おやつ)の時は学生たちが私たちに常に話しかけてくれ、ルベンとパブロにはそれぞれヒホン(オビエドの隣の港町)とオビエド市街地を案内してもらてくれた。ここまで親切にしてくれたおかげでオビエドでは安心してまた退屈することなく過ごすことができた。我々の研究室にも外国人がたびたび来るが、食事に一緒に行く程度でそこまでのもてなしはしていなかったので、今度外国人が来るときにはもっと歓迎してあげないとな〜と考えさせられた。 それから、スペインの人たちは日本人と比べると生活時間がかなり違っていた。12時頃におやつの時間はあるし、14時頃に昼食を食べるし、しまいにはどこのレストランでも21時過ぎないと夕食を出してくれないらしい。夜型の自分にはあちらの生活が合っているように感じたが、スペインの人は私と違い朝も早いので見習わなければいけないと思った。
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写真4 昼食中のパブロ
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写真5 ルベンが案内してくれたヒホン
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写真6 パブロとオビエド市内観光
(4) 食べ物について
スペインの食べ物は日本の食べ物と違うものがかなりあったが、日本人に食べられないものはほとんどないと思う。ブルーチーズなど日本人に敬遠される食べ物も幸い私はおいしく食べることができるので食べ物に関しては全く困ることがなかった。また、日本とは値段の違うものが多く、日本では高価な生ハムなどは非常に安い!ビールに至ってはスーパーで水よりも安く売っているものを発見した(1缶60円くらい!)。ヨーロッパの人がアルコールに強い理由がなんだかわかった気がした。 また、オビエドにあった特徴的な飲み物として「サイダー」(現地ではシードラ)というものがあった。これは日本でいうサイダーとは違い、ビールと同じ位アルコールを含んでいるリンゴのお酒で、高いところからグラスに入れることで空気を含みおいしく飲めるらしい。日本人には体に合わない人もいるようで、1、2杯でダウンしてしまう人もいるとか、いないとか。。。
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写真7 チーズ盛り☆
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写真8 ハム盛り☆
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写真9 サイダーを入れている店員さん
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写真10 研究所での昼食
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写真11 洋梨のワインシロップ漬け
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写真12 パエリア
最後になりましたが、オビエドでタスコン先生、パブロ、ルベンをはじめ親切にしてくれたスペイン科学研究高等会議国立炭素研究所の皆さんに感謝致します。また、今回のような海外の研究施設への訪問というまたとない機会を与えてくださいました京谷教授に感謝致します。スペイン国内では西原助教と干川助教には大変お世話になりました。ありがとうございました。