スペイン渡航記 (2009年10月25日〜11月10日)


京谷研究室 博士課程2年生 糸井弘行
 2009年10月25日から11月10日まで共同研究と学会のために過ごしたスペインでの出来事や気づいたこと、学んだことをここで紹介します。

●まず、スペインと日本の違うところ
その@ 酒が安い
そのA 昼ご飯が遅くて長い(14時頃から始まり2時間。その前に11時〜12時までコーヒータイム)
そのB 日本より明るい人が多い。ホテルで知らない人とすれ違う時も「オラ!(やあ!)」
そのC ご飯より断然パン(日本人が毎日米を食べているのはスペイン人にとっては不思議なんだぜ)
そのD 街中バーだらけ。1ブロックだけでもいくつもバーがある。しかも安い!気軽にランチ、気軽にディナー
そのE 建物や街並み

挙げたらきりがないけど、俺にとっての大きな日本との違い。そのEについては日本と全然違った(写真参考)。
fig.1 fig.2
fig.3 fig.4
●そしてスペインで気付いた事
その@ 人生を楽しむということ。食事やお酒、人との出会いなど。
そのA 身近な人とコミュニケーションをたくさんするということ。コーヒータイムや食事中もみんなずっと喋ってて初めは慣れなかったけど、こういうコミュニケーションがあるからみんな仲良しだし職場の雰囲気も明るいんだな、と思った。この経験を生かして日本に帰ってから一人で食事をするのを控えるようになりました。

他にも研究のことなど色々学んだけど、この2つが今の自分に生かされていて、とても大きかった。スペインに行くまでは、食事の後の会話の時間がもったいないと思って一人で食事をすることが多かった。けど、そのせいで後輩にとっては話しかけにくい先輩と思われて、聞きたいことも気軽に聞けない雰囲気を作ってしまっていたのかな?今は後輩達との食事を楽しんでいます。
●学会について
ポスター発表してきました。色々な人が発表を聞いてくれて発表時間はあっという間に終わってしまったけど、研究の面白さを外国人に英語で伝えるのは難しいです。学会中はランチにワインが出てくるのに驚いた。

●共同研究について
 共同研究はスペイン科学研究高等会議国立炭素研究所で約2週間行いました。具体的にはゼオライト鋳型炭素(京谷研のホームページ参照)のスルホン化や私が日本で作製した試料のXPSによる分析などです。スルホン化に用いた発煙硫酸は一度誰かに使用方法を教えてもらわないと絶対に怪我する非常に危険な試薬なので、教わって本当に良かった。今回の共同研究をきっかけに、スルホン化したゼオライト鋳型炭素の水蒸気吸着特性やキャパシタ特性など、さらに別の応用に向けて現在も研究を続けています。
fig.5
●その他
 今回の共同研究ではスペイン科学研究高等会議国立炭素研究所の皆さんには驚くほど親切にしてもらいました。とても親切なのはスペイン人の文化かもしれません。タスコン(一緒にスペインに行ったKhaninの渡航記の写真を参照)は私達と一緒にいる時は私達を退屈させないように常に色々な話をしてくれました。歴史や文化、建物、食べ物など色々な事についていつも教えてくれて、一緒にいる時はずっと私達に気を使ってくれました。しかも日本に帰るときもわざわざ朝早く私達を見送りに来てくれて、本当に優しい方でした。ファビアンにも研究所では常にお世話になりました。相手の気持ちを考えて行動する人で、週末もわざわざ朝から夜まで一日中色々なところを案内してくれて、お陰でたくさんの思い出が出来ました。有名な観光地だけでなく、スペインにはこんな素晴らしい所があるんだ、という色々な発見をすることが出来ました。  とにかく皆さんには本当にお世話になりました。スペインで何のトラブルもなく、本当に良い思い出ばかり作れたのは皆さんのお陰なんだな、と思っています。他にも、マリーナやナッチョ、アントニオ、アメリア、ベア、アルベルトの皆さんに毎日毎日とてもお世話になりました。本当に皆さんありがとう!