2007年10月フランス渡航記


京谷研究室 修士課程1年生 小野幸太
 まずこの研修を無事終えることができたことに安心しています。自分にとっては初めての海外という不安があり、言葉の壁や文化の違いはもちろん自分の身の安全を危惧していたのですが、町の人、また研究室のフランス人はもちろん他国籍の人も非常に自分に対して親切で研修の最後には逆に文化の違いを魅力に感じて色々と聞いてみようとしていました。(写真1:観光地ストラスブールのノートルダム大聖堂)こうした体験をした中でやはり思ったのが英語の重要性です。ミュールーズの人には英語は通じませんでしたが研究室内では英語が飛び交い、また空港や駅などさまざまなところで英語用のインフォメーションが設けられていて英語が世界の言語であることを実感しました。(写真2:ミュールーズ大学キャンパス内)これからは特に英語のコミュニケーションについてこれまで以上に熱を入れていき、まず相手の言うことをもっと理解できるようになること、さらには伝えたいことを正確に言えるような人間に卒業するまでになりたいと思いました。

fig.1,2
写真1 ノートルダム大聖堂

fig.2
写真2 ミュールーズ大学キャンパス

 研究について感じたことは、先ほど挙げた英語のことはもちろんですが向こうの研究室に新しく配属されたインド人のビジェイさんが印象的でした。彼が昔どのような研究をしてきたのか聞いたのですが分かりませんでした。しかしながら以前やっていた研究と今回共同研究で行った研究は関連がないようでした。しかし彼はすぐに折笠助教とのディスカッションで実験の要点をつかみ日本のVISA取得で忙しいのにもかかわらず並行して実験も合理的かつ頭を使って行っていて、それを実験のアシスタントというような形で見ることができ非常に貴重な経験になったと同時に自分には足りない部分だなと感じました。もっと知識を積み上げることはもちろんのこと具体的に考えて自分の判断で行動する力が自分には足りないと思うようになりました。また折笠助教のほうからも研究のことは全て外人に聞くようにと言われたので、そのときは大変でしたが結果としてより多く外人に触れることができ、また言葉が話せないことで円滑なディスカッションにしようと色々と調べてから質問しましたが、実はそのことは日本人に対しても行うべき当たり前のことで改めて自分が甘かったことを実感しました。

 また土、日を利用して何度か一人旅に出たのですが言葉の通じず安全かどうかもわからないところでの旅は一種のサバイバルで、向こうの建築物の美しさ、食べ物のおいしさに触れつつも常にどこかで緊張することで慣れきった日本の環境で過ごすよりもたくましくなれました。
 今回はこのような実り多き研修となりました。自分がこの研修に参加できたことは非常に幸運なことであり、この先就職して働いていく中で三週間も海外に身を置くことがあるかわからないのでそういう点でもこの時期に研修に行けたことは非常に貴重な体験でした。今回の旅行で国から援助を受けたことは今は器のない自分への未来への投資だと思いこの研修で得られたたくさんのことを忘れず、これからの研究に行かして生きたいと思います。