研究室についてAbout us

本研究部門は、2020年5月1日にJFEスチール株式会社と共同で設置されました。

製鉄業は最も多量に二酸化炭素を排出する産業の一つであり、パリ協定に定められた排出量削減の実現のためには、従来のプロセス効率改善に加えて従来技術に縛られない製鉄法の開発が急務の課題です。製鉄プロセスは高温高圧反応器の中で高温の気・固・液を同時に処理するため、装置の内部情報を獲得することが非常に困難であり、また生産量の膨大さから実装置での試験に対する制約が非常に大きいという特徴を有します。このような状況の下、プロセスの数理解析技術は、近年の数値解析技術の進展に伴って、診断や予測にとどまらずプロセス内部の現象理解の手段としての期待が高まっています。その一方で、実用的なプロセス解析技術の実現には、企業の持つ実プロセスの膨大なデータの解析と大学の持つ最先端の数理解析技術を有機的に結びつけた協業が不可欠です。
本研究部門は、このような背景の下、JFEスチール株式会社と東北大学の密接な情報および人材の交流による連携により、極低炭素次世代製鉄プロセスの開発に資する数理解析の応用研究と新規基盤解析技術の確立を推進する事を目的に設置されたものです。設置初年度は、新型コロナウィルス感染症が世界的に流行拡大して、様々な活動が制約される社会状況となりましたが、2020年9月から(2021年度まで)岩永研究員が東北大学に常駐し、研究開発に参画しています。

設置の経緯・目的(こちらをご覧ください)

 

お知らせ-Latest News-

Aug. 8, 2021, Chem. Eng. J.誌に論文が公開されました。リンクはこちら

Shungo Natsui, Azuma Hirai, Koki Terui, Yusuke Kashihara, Akinori Murao, Yuji Miki, and Hiroshi Nogami, Impact of High-temperature Non-uniform Degradation on Fines Clogging and Gas Flow in a Coke Bed. Chemical Engineering Journal, vol. 427, 131484, 2022.

June 17, 2021, ISIJ Int.誌に論文が公開されました。リンクはこちら

Shungo Natsui, Azuma Hirai, Koki Terui, Yusuke Kashihara, Akinori Murao, Yuji Miki, Hiroshi Nogami, Method for Simulating Gas Permeability of a Coke Bed Including Fines Based on 3D Imaging on the Coke Particle Morphology, ISIJ International, vol. 61(6), 1814-1825, 2021.