教授紹介

2013年4月1日に東北大学多元物質科学研究所 生体分子構造研究分野に着任した稲葉 謙次です。一見生真面目そうですが、時折天然キャラをさらけ出します。早いもので東北に来て10年以上の年月が経ちました。東北の自然豊かな風景を堪能し、また東北の心優しい人達と元気な研究室のメンバーに囲まれて、研究を精一杯頑張ってきました。そして2023年からは九州大学生体防御医学研究所とのクロスアポイントが始まり、また新たな研究を開始しています。今後も末永く、皆さんと最先端のサイエンスを楽しみ、多くの発見・解明をしていきたいと思います。
これまでの略歴
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1970年
京都生まれ (育ちも京都。カルチャーは思い切り関西です!)
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1993年
京都大学理学部化学科卒 (このときのツケがいまだ残ってます・・・)
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1998年
京都大学工学研究科博士課程卒 (感受性豊かな大学院時代。たくさんの後悔はありますが、多くのことを学びました。)
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1998年―2000年
英国Medical Research Council博士研究員 (ケンブリッジ、雰囲気は最高でした。でも自身のサイエンスは未だ開花せず)
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2000年―2001年
京都大学ウイルス研究所博士研究員 (日本で再出発!)
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2001年ー2005年
JSTさきがけ21研究員 (研究者として人生最大の成長期!?)
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2005年―2006年
JST CREST研究員 (やり残していたDsbBの結晶構造解析をついに達成!)
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2006年―2011年
九州大学生体防御医学研究所 特任准教授 (晴れてPI!でもここからが本当の勝負!)
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2011年―2013年
九州大学生体防御医学研究所 准教授 (テニュアを無事取得)
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2013年4月
東北大学多元物質科学研究所 教授 (新たな地にて、新しいサイエンスにチャレンジ!!)
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2023年4月
九州大学生体防御医学研究所とのクロスアポイント教授 (自身のサイエンスをさらに発展・加速!!)
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現在に至る
受賞歴
- 第8回日本学術振興会賞
- 文部科学大臣表彰若手科学者賞
- 第7回日本分子生物学会三菱化学奨励賞
研究モットー
森と木のバランス、オリジナリティと競争のバランス(人を認めさせてこそ、独創性と言える)、常に新しいことへの挑戦(構造生物学と細胞生物学の融合)!
指導方針
自主性(楽しむ、そして考える)と基礎(正しい知識と手技を多く身につける)を重視しつつ、結果にもちゃんとこだわります(結果を残してこそ、一流です)。
好きなこと
実験データから分子機構を妄想すること。結果で示すこと。
嫌いなこと
その日にできることをしないこと。二流以下の考え方。根拠のない権力。