金属資源プロセス研究センター

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2019年3月20日

[4/12開催]バージニア工科大学材料工学科の村山光宏教授による講演会

講演題目:地球・環境科学的な見地からの天然-人造ナノ粒子の相互作用の理解
講演者:村山光宏 先生
バージニア工科大学材料工学科教授および地殻環境ナノテクノロジー研究拠点長、USA
(九州大学先導物質化学研究所客員教授兼任)

 

日時:平成31年4月12日(金) 10:30-11:30
場所:多元物質科学研究所 素材工学研究棟1号館2階交流スペース
主催:東北大学多元物質科学研究所 金属資源プロセス研究センター
協賛:物質・デバイス領域共同研究拠点/人・環境と物質をつなぐイノベーション創出ダイナミック・アライアンス

 

概要:本講演では、透過・走査電子顕微鏡法を中心として近年のナノ解析技術の発展より明らかになりつつあるナノ粒子と地球環境の関わり合いについて、いくつかの実例を基に基礎・応用両面における今後の発展について考察する。 特に地球表層(土壌中、水中、大気中)で生じている物理・化学反応の多くには水酸化鉄またはオキシヒドロ硫酸化鉄といった非晶質または極めて結晶性の低い相が関与していることが多く、これらのナノ粒子鉱物は地球の活動そのものによって生成され(naturally occurring) 地球表層の物質循環の多くを担っていることから、ナノ粒子の構造やそれらの反応過程、さらには人造ナノ粒子との相互作用をナノスケールで直接解析することによって16世紀以来習慣的に用いられてきた鉱物の定義を書き換え、新たな学際学問領域として発展させうる可能性が示されている。

バージニア工科大学に2015年開設された National Center for Earth and Environmental Nanotechnology Infrastructure (a member of NSF National Nanotechnology Coordinated Infrastructure – 日本のナノテクノロジープラットフォーム事業に相当)の活動紹介を併せて行います。

 

 

問合せ先:
東北大学多元物質科学研究所
金属資源プロセス研究センター長・教授
本間 格
TEL: 022-217-5815
E-Mail: itaru.homma.e8*tohoku.ac.jp(*を@に置き換えて下さい)

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