教授 秩父重英

みなさんへのメッセージ・自分へのメッセージ

沢山の真人間たちとの交流から教えられた事。

あたり前の事を実行すること、誰も見ていない時に全力を尽くすこと、妥協しないこと、言い訳しないこと、自分で自分の可能性をつぶさないこと、枠をはめないこと、卑下せず自惚れないこと、諦めないこと。 「できない」と思ったらできるものもできなくなる。「いつか必ず」と信じていれば努力した分成長し、必ず報われる。 自信無き恐れは怒り憎しみ妬みに繋がる。自信は努力から生まれる。くだらないプライドは要らない。そんなものがあると成長しない。 自分に負けなければ誰に負けても恥ずかしくない。誰かに負ければその分成長する。 安易な近道を通ったら何もクリエイトできない。第一、近道しなきゃいけないほど歳は食ってない。 天日の下、順風満帆追い風に乗ったら結果遠くへ飛べても自分は伸びていない。凍てつ く雨の晩、向かい風に飛んだら、気がついたら遠くへ飛べるようになる。 やることなすこと逆効果、八方塞がり何も上手くいかない低空飛行の時も「落ちてない」のだからまだ飛べる。よしんば落ちたところで、生きてさえいればまた いつか立ち上がり、助走し舞い上がれる。 擦り傷切り傷は参加賞、縫い跡は勲章。失敗したり、ケガしたりするのはチャレンジしている証。チャレンジしなければケ ガもしないし傷つかない。その代わり壁を越えることはない。ありがとう風雪雨嵐。手に入れたい物は、しなやかな翼と傷つく勇気。
Just a spoonful of sugar helps the medicine go down.

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ここまでは2002年頃に書いたきり、殆ど書き換えていませんでした。2011年3月11日に、我らが東北・関東を巨大地震・巨大津波・原発炉心溶融事故が次々と襲った東日本大震災を通じて今も感じていること。未曽有の大災害を受けた地域に住みながら、一番大切なものを奪われなかった僕たちはきっと、「それが絶える日まで、それを無駄遣いすることなく、世のため人のために有効に使いなさい」と義務を与えられたのでしょう。「それを燃やして役に立つ、今がその時である」と。最期の日までそれを忘れませんように。

   

入学前の高校生や学部生の皆さんへ