分野紹介 | 東北大学多元物質科学研究所 新機能無機物質探索研究センター

新機能無機物質探索研究センターは、酸化物や窒化物にとどまらない多元的新規無機物質の探索及び創製を目指し、極限環境技術や、ソフト化学技術等を駆使した新規製造法の開発及び学理構築を行うとともに、それら新機能物質を用いた産業応用を進めることを目的として2012 年に発足しました。金属・セラミックス分野で実績のある4 研究分野で構成され、国内外での新機能無機物質探索研究の促進を目指した活動も展開します。

無機固体材料合成研究分野

山根研究室

• 多元系セラミックスの新規物質探索と構造解析および結晶化学的研究
• 多元系セラミックス蛍光体の探索と新規合成プロセスの開拓
• 活性金属を利用した非酸化物系セラミックス合成プロセスの開発
• Na フラックス法によるSiC セラミックスおよび金属間化合物の低温合成

金属機能設計研究分野

亀岡研究室

• 準結晶の創製とその構造および物性
• 準結晶の構造安定化機構に対する第一原理計算
• 準結晶強化Mg 合金の開発
• 準結晶を用いた新規触媒の開発および準結晶の表面科学
• 合金および複合酸化物の微細組織制御による触媒設計
• 金属の電子構造に基づく触媒機能制御

環境無機材料化学研究分野

殷研究室

• 混合原子価タングステン系化合物の機能性創出
• ナノ粒子の高度分散化及び透明薄膜の調製
• マイルドな反応条件における窒化物の合成
• 環境浄化光触媒機能の高度化
• 溶液プロセスによる配向性酸化亜鉛酸薄膜の作成及び機能性評価
• 酸化物半導体ナノ粒子のガスセンサー特性
• ソルボサーマル反応による金属酸化物の形態制御

物質変換無機材料研究分野

加藤研究室

• 人工光合成のための半導体光触媒開発
• 半導体—金属錯体ハイブリッド材料の創製
• 形態制御のための合成プロセス開発
• 結晶性の高機能生固体酸塩基触媒の創製
• バイオマス資源の有効利用を指向する新規反応プロセスの開発
• 物質変換に資する新規無機物質合成