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 東北イオニクス研究会

第5回 東北イオニクス研究会



第5回東北イオニクス研究会

桑原彰秀先生((財)ファインセラミックスセンターナノ構造研究所主任研究員)による
特別講演

題目:
『第一原理計算を用いた電池材料の理論解析 〜欠陥形成挙動とイオンダイナミクス〜』

講演要旨:
世界的な電力供給情勢の転換により、高効率と低環境負荷を実現可能とするエネルギーデバイスの開発が求められている。既に実用化されている燃料電池やリチウムイオン2次電池に代表される電気化学エネルギーデバイスに対しても更なる性能向上が期待されている。 第一原理計算は与えられた原子配置のもとで対象とする物質中の電子のシュレディンガー方程式を解き、電子系のエネルギー状態や材料の持つ諸物性に関する情報を定量的に得ることができる計算手法である。物性発現メカニズムの解明、あるいは材料設計のツールとして近年の材料研究において第一原理計算は広く用いられている。
本講演では、第一原理計算を用いたエネルギーデバイスの研究事例として、酸化物燃料電池材料における酸素雰囲気との熱平衡状態等を考慮した点欠陥形成挙動の定量評価、リチウムイオン2次電池の固体電解質におけるイオンダイナミクスの第一原理分子動力学計算、界面でのリチウムイオンの移動素過程の解析に関する研究例を紹介する。


日時:2016年1月7日(木) 15:00~17:00
開催場所:片平キャンパス 多元研事務部棟2F 小会議室
http://www2.tagen.tohoku.ac.jp/information/campus.html