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メールマガジン

Mail Magazine 6月号

メールマガジン 2014年 6月号

━━ ☆☆ 多元研 HOT NOW! ☆☆  ━━━━━━━━━━━━━━
   ★ 多元研 メールマガジン ★
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2014年6月号 No.107 ━━━

 このメールはメールマガジン希望登録者様に送らせて戴いております。
 多元研が関わる学会、研究発表会・シンポジウム、その他、
 毎回HOTな情報をお届けいたします。

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 ~ 目次 ~

1)行事報告 — 機能性フィルム研究会主催 夏季特別研究会

2)行事予定 — 第5回 新機能無機物質探索研究センター・シンポジウム
       講演会

3) 行事予定 — 材料フェスタin 仙台

4)研究成果 — ナノインプリント技術でアクリル樹脂に
       原子サイズの加工

5)受賞報告 — 第9回日本画像学会 コニカミノルタ科学技術振興財団
       研究奨励賞

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    1) 行事予定
  ◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇
    機能性フィルム研究会主催 夏季特別研究会
  ◇◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆

 民間企業約100社が集まり運営している機能性フィルム研究会が、この度、
多元物質科学研究所の共催のもと、さくらホールで夏季特別研究会を開催し
ます。
 今回の主題は、最近新聞等で報道されている次世代微細加工技術「ナノイ
ンプリントの現状と未来」です。協賛のナノインプリント技術研究会委員長、
松井真二教授(兵庫県大)のナノインプリント技術全般に関する講演、旭化
成からロールナノインプリント技術の紹介、多元物質科学研究所の中川勝教
授(光機能材料化学研究分野)の講演があります。
 機能性フィルム研究会は、コンバーティング技術(コーティング、ラミ
ネーティング、プリンティングなどからなる複合技術)に関連した特異技術
を持つ企業が、各々の技術を組み合わせて、新たな機能・価値を付与したフ
ィルム製品を創出することを目的に設立され、また、産官学連携での共同開
発を推進して日本のモノ作りの現場を活性化することを目指して活動してい
ます。
   
 産学連携に関心をお持ちの方々に大勢ご参加頂ければ幸いです。
http://www.tagen.tohoku.ac.jp/general/info/magazine/back/201407a-1.html
 日程:2014年7月3日(木) 13:30-18:45(17:15-18:45 交流会)
 会場:東北大学片平さくらホール
〒980-8577 仙台市青葉区片平2-1-1

 主催:機能性フィルム研究会 
共催:多元物質科学研究所
 協賛:応用物理学会ナノインプリント技術研究会、
    物質・デバイス共同研究拠点、ナノマクロアライアンス

 参加費:無料(別途 資料代1,000円、交流会参加費5,000円)

***プログラム***
13:30-13:40 開会挨拶、事務連絡
13:40-14:00 多元物質科学研究所紹介
        東北大学 多元物質科学研究所 副所長 垣花 眞人 教授

14:00-15:00 「ナノインプリント技術の歴史・現状・そして未来」
        ナノインプリント技術研究会運営委員長
        兵庫県立大学 高度産業科学技術研究所 松井 真二 教授 

15:10-16:00 「界面機能分子制御によるナノインプリントリソグラフィ」
        東北大学 多元物質科学研究所 中川 勝 教授

16:00-16:50 「旭化成のロールナノインプリント技術」
        旭化成株式会社 生産技術本部 阿部 誠之

16:50-17:00 挨拶、事務連絡
17:15-18:45 交流会
***********

◆申込み先(6月26日(木)締め切り)
  光機能材料化学研究分野(中川研究室)
   善積 利佳子 e-mail: rikakoy*tagen.tohoku.ac.jp
            *を@に変えて送信してください。
  参加方法 下記3タイプから選び、上記メールアドレスにご連絡ください。
   タイプA 研究会参加のみ 無料
   タイプB 研究会参加+資料 1000円
   タイプC 研究会参加+資料+交流会参加 5000円

参考URL
機能性フィルム研究会
http://kinouseifilm.com/

光機能材料化学研究分野 中川研究室
http://www.tagen.tohoku.ac.jp/labo/nakagawa/index-j.html

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    2) 行事予定
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    第5回 新機能無機物質探索研究センター・シンポジウム 講演会
  ◇◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆

 2014年7月8日13時より、新機能無機物質探索研究センターの第5回 シンポ
ジウム講演会を、多元物質科学研究所にて開催します。本シンポジウムでは、
新機能無機物質探索研究に関連した招待講演4件とセンター構成員からの研
究成果報告を予定しております。
 皆様のご参加をお待ちしております。

  日時:2014年7月8日(火)13:00~17:20
  場所:東北大学片平キャンパス
     南総合研究棟2(材料・物性総合研究棟I)1F 大会議室
    〒980-8577 仙台市青葉区片平2-1-1

  主催:多元物質科学研究所 新機能無機物質探索研究センター

  参加費:無料

  懇親会:17:40-19:30
      於 東北大学多元物質科学研究所 事務棟2階 小会議室
  懇親会参加費:教授:3,000円、准教授・助教:2,000円、学生:500円

***プログラム***

13:00-13:05 開会の挨拶
東北大学多元物質科学研究所 河村 純一 所長

13:05-13:50  招待講演1
北海道大学大学院工学研究科応用物理専攻 石政 勉 教授 
「準結晶と近似結晶における動的柔軟性と量子臨界現象」

13:50-14:35 招待講演2
徳島大学大学院ソシオテクノサイエンス研究部 森賀 俊広 教授 
「複金属酸窒化物のストイキオメトリーおよび粒子径制御による光学特性の変化」

14:50-15:35 招待講演3
長岡技術科学大学極限エネルギー密度工学研究センター 末松 久幸 教授 
「水・炭素を層間挿入した銅酸化物超伝導体の合成と不可逆磁場特性向上」

15:35-16:20 招待講演4
高知大学理学部水熱化学実験所 柳澤 和道 教授
「水熱徐冷法による応力センサー用カルサイト結晶の育成」

16:30-17:15 依頼講演
東北大学多元物質科学研究所 蔡 安邦 教授 
「金属学に基づく触媒調製」

17:15-17:20  閉会の挨拶
新機能無機物質探索研究センター長 佐藤 次雄 教授

17:40-19:30 懇親会
****************

◆問合せ先・懇親会申し込み先など、詳細はこちらをご覧ください。
http://www.tagen.tohoku.ac.jp/center/CENIM/symposium/sym_news_20140708.html

問合せ先:東北大学 多元物質科学研究所
     北村研究室 植田滋

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    3) 行事予定
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    材料フェスタin 仙台
  ◇◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆

 日本が開発してきた素材・材料は、世界トップの技術水準で日本の産業競
争力を支えてきました。これらの素材・材料技術は今後も間違いなく、日本
再興戦略や東北復興の中で極めて大きな役割を果たしていきます。
  「材料フェスタin 仙台」では、そうした日本の素材・材料技術の素晴ら
しさを、日本の将来を担う若手研究者や学生をはじめ、広く一般の皆さまに
お伝えします。
       
 日程:2014年7月28日(月), 29日(火)10:00~17:00
 会場:仙台国際センター
    http://www.sira.or.jp/icenter/
    〒980-0856 仙台市青葉区青葉山

 主催:産業技術総合研究所(AIST)、東北大学、物質・材料研究機構(NIMS)

 参加無料

***実施内容***

(1)展示
 ・ポスタープレゼンテーション ”未来を目指す、若きチカラ!″ 
    多元研からは約20件が参加します。大学院生が研究室や研究を紹介します。
 ・日本の力、企業の力展
   自分たちのよく目にするモノに、日本が生み出した素材が使われている!?
 ・特別展示
   主催者の一押し! 素材・材料をお見せします。

(2)講演 「世界を変えた – サクセスストーリー」
  シンポジウム 「プロが語る未来のマテリアル」

(3)交流企画
  会場内ツアー、クイズスタンプラリー、名刺交換チャンスづくり

◎30日に多元研ラボツアーを実施予定です!
 「材料フェスタin 仙台」の会場にてお申し込みください。
**************

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   4) 研究成果
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    ナノインプリント技術でアクリル樹脂に原子サイズの加工
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 東京工業大学総合理工学研究科の吉本護教授、多元物質科学研究所の中川
勝教授(光機能材料化学研究分野)らは、ナノメートルサイズのパターンを
樹脂の表面などに転写する微細加工技術「ナノインプリント」で、アクリル
樹脂に原子サイズの加工を施すことに成功しました。
 鋳型に酸化アルミニウム(Al2O3)単結晶セラミックスを用いています。こ
のセラミックスは、自己組織化により表面に0.3nmの規則的な階段構造が形
成されています。これを鋳型として、光学機能性材料として広く使われるア
クリル樹脂のポリメタクリル酸メチル(PMMA)を140℃にしたものに載せ、
5分間、2気圧の低加重で型押しを行ったところ、高さ0.26nm、幅600nmの階
段構造が樹脂シートに転写されました。また、位相差フィルムに使う脂肪族
環状ポリオレフィンでも同じ精度で転写されました。0.3nmの段差は酸素原子
1-2個分にあたり、従来法の約3分の1に微細化しています。
この研究成果は、ポリマー材料表面の化学的特性制御を行ったり、結晶成
長基板や微細物観察用の観察ステージなどへの応用が期待されます。

この成果は、2014年4月、応用物理学会の英文速報誌”Applied Physics
Express”に掲載され、6月16日には日刊工業新聞で紹介されました。

論文URL:http://iopscience.iop.org/1882-0786/7/5/055202
doi:10.7567/APEX.7.055202

新聞掲載記事:http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720140616eaad.html

◆詳しくはこちらをご覧ください。
光機能材料化学研究分野 中川研究室
http://www.tagen.tohoku.ac.jp/labo/nakagawa/index-j.html

東京工業大学総合理工学研究科 吉本研究室
http://www.yoshimoto.iem.titech.ac.jp/

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    5) 受賞報告
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    第9回日本画像学会 コニカミノルタ科学技術振興財団研究奨励賞
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 多元物質科学研究所 自己組織化高分子材料研究分野の藪浩准教授が、第9
回日本画像学会コニカミノルタ科学技術振興財団研究奨励賞を受賞しました。
 この賞は、独創性に富み、優れた実用性が実証された電子写真やノンイン
パクトプリンティング(NIP)技術およびその周辺技術に贈られます。

受賞研究:有機・無機ハイブリッドにおける相分離構造を有する高分子
    微粒子の電子ペーパーへの応用

◆詳しくはこちらをご覧ください。
日本画像学会
http://www.isj-imaging.org/isj.html


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現在開催中のFIFAサッカーワールドカップ。
開催国ブラジルと日本の位置がほぼ地球の裏表になるため、試合の多くは
日本の早朝に始まります。
日本の初戦は日曜日の10時からだったのでのんびり観戦できた人が多かっ
たと思いますが、2戦目からはそうもゆきません。
試合中継を観るには早起きして時間をひねり出さなくては…。

準決勝は朝5時から、決勝戦は4時開始です。
7月半ばの決勝戦まで観続けられれば、朝型生活を獲得したも同然。

日本はグループリーグで厳しい試合となりましたが、
4年に一度の最高峰のサッカー大会、自国の応援ばかりでなく、
世界のプレーを楽しみつつサマータイムへ移行してしまいましょう。
   

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  _/   発行元:
  _/      東北大学多元物質科学研究所
  _/      広報情報室 022-217-5198
  _/      network-tagen[at]grp.tohoku.ac.jp
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