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メールマガジン

Mail Magazine 3月号

メールマガジン 2009年 3月号

━━ ☆☆ 多元研 HOT NOW! ☆☆  ━━━━━━━━━━━━━━
   ★ 多元研 メールマガジン ★
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2009年3月号 No.45 ━━━

 このメールはメールマガジン希望登録者様に送らせて戴いております。
 多元研が関わる学会、研究発表会・シンポジウム、その他、
 毎回HOTな情報をお届けいたします。

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 ~ 目次 ~

1)御 礼  — 平成20年度 多元物質科学研究所 最終講義報告

2)受賞報告 — ドイツ・イノベーション・アワード
       「ゴットフリード・ワグネル賞2008」受賞

3) 研究成果 — 不感時間ゼロの荷電粒子多重計測に成功
       (XFELによる単分子構造解析に向けた大きな一歩)

4)行事予定 — 平成20年度 東北大学 多元物質科学研究所 客員教授 講演会

5) 行事予定 — 東北ポリマー懇話会宮城地区講演会
       ‐電子デバイス・ナノバイオマテリアルを目指したポリマー研究の新潮流‐

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    1) 御 礼
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    平成20年度 多元物質科学研究所 最終講義
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本年度末をもって定年退職される先生方の最終講義が、3月6日(金)
片平さくらホールにて行われました。

当日は内外から多数の参加があり先生方の講義を熱心に聴講されてました。
後日開催された全所送別会も滞りなく行われ、無事終了報告とともに関係
各位に深謝申し上げます。

┌                      ┐
│ 古山 種俊 教授  / 早稲田 嘉夫 教授 │
└                      ┘
    ————————- 先生方、大変お疲れ様でした!
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    2) 受賞報告
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    ドイツ・イノベーション・アワード
    「ゴットフリード・ワグネル賞2008」受賞
  ◇◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆

ドイツ・イノベーション・アワード「ゴットフリード・ワグネル賞2008」
本研究所の吉川 彰 准教授が受賞しました。

この賞は、日本に縁の深いドイツ人科学者であるゴットフリード・ワグ
ネル氏にちなみ、テクノロジーを重視するドイツ企業12社と在日ドイツ
商工会議所により、優れた日本の若手研究者の支援や日独間の産学連携を
進めることを目的として創設されました。

東北大学でも昨年8月に本アワードの説明会を開催し若手研究者の応募を
促進いたしました。昨年10月末に申込が締め切られ、全国から91名の
応募があり、その後選考委員会による3段階の厳正な選考により1等賞
1名、2等賞1名、3等賞3名が受賞者として決定され、多元物質科学
研究所の吉川彰准教授の研究チームが2等賞を受賞いたしました。

◆詳しくは、こちらをご覧ください。
ドイツ・イノベーション・アワード「ゴットフリード・ワグネル賞2008」
http://german-innovation-award.jp/JA

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    3) 研究成果
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    不感時間ゼロの荷電粒子多重計測に成功
    (XFELによる単分子構造解析に向けた大きな一歩)
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国立大学法人東北大学多元物質科学研究所の上田潔教授、国立大学法人京都
大学大学院理学研究科の八尾誠教授、独立行政法人産業技術総合研究所計測
標準研究部門の齋藤則生室長らと、マックス・プランク研究所、フランクフ
ルト大学の共同研究チームと、独立行政法人理化学研究所X線自由電子レー
ザー計画推進本部と財団法人高輝度光科学研究センター(JASRI)の合同研究
グループは、不感時間ゼロで多数の荷電粒子を計測するシステムを開発した。

これを用いて独立行政法人理化学研究所播磨研究所において建設中のX線自
由電子レーザー(XFEL)の試験機(SCSS試験加速器)から発生する極紫外
領域の高強度のレーザー光を100個以上の原子から構成される希ガスクラス
ターに照射した。レーザー照射によってクラスターから一瞬にして生じる
100個以上ものイオンを、不感時間ゼロで計測することに成功した。
本成果により、個々の生体分子、ナノクラスターの向きが決めることができ、
XFELによる単分子構造決定が可能になった。

(ポイント)
・不感時間ゼロで多数の荷電粒子の検出に成功。
・ナノクラスターのクーロン爆発に光強度・クラスターサイズ依存性の発見。
・空間中の単分子の方向を決定でき、XFELによる構造解析が可能に。

今後の展望:
本成果を、個々の生体分子、ナノ構造体に応用することによって、単分子
の向きを決定することが可能となり、XFEL による単分子構造解析実現に
非常に明るい見通しを与える。今後本計測法はXFEL 利用実験における標
準的な計測法となることが期待され、基礎科学分野のみならず、医学や創
薬、材料の研究にも幅広く貢献していくことが期待される。

本研究成果は、科学雑誌『Physical Review A』掲載に先立ち、オンライン
版に近日中に掲載される。
本研究成果は、文部科学省 X 線自由電子レーザー利用推進研究課題の事業
として行われたものである。

◆東北大学 プレスリリース
http://www.tohoku.ac.jp/japanese/press_release/pdf2009/20090318.pdf

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    4) 行事予定
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    平成20年度 東北大学 多元物質科学研究所 客員教授 講演会
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会場:多元物質科学研究所
材料・物性総合研究棟1号館 1F大会議室
講師:川合 真紀(東京大学大学院新領域創成科学研究科 教授)

一 分子スペクトロスコピー: 固体表面の分子
  固体表面にある分子の状態は、その置かれた環境によって異なる。
孤立し直接基板と接する場合、集合体を形成して同種の分子に囲ま
れている場合など。個々の分子を空間的に選んで分光することによ
り、分子の電子・振動・スピン状態がこのような環境でどう変化を
受けるかを探ることが可能となる。
本講演では、走査トンネル顕微鏡(STM)を用いる一分子スペクトロ
スコピーの現実と将来性について議論したい。

◆連絡先など詳しくは、こちらをご覧ください。
http://www.tagen.tohoku.ac.jp/general/information/090331.html

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    5) 行事予定
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    東北ポリマー懇話会宮城地区講演会
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     ‐電子デバイス・ナノバイオマテリアルを目指した
                     ポリマー研究の新潮流‐

   東北大多元研に高分子関連の新任教授の先生方が着任しました。
   また、東北ポリマー懇話会にも入会していただきました。
   先生方のお仕事を紹介いただきたく下記の講演会を企画しました。
   多くの皆様のご参席をお願いいたします。
   無論、ポリマー懇話会メンバーでない人も自由にご参加ください。

  主催:東北ポリマー懇話会
  共催:東北大学多元研ソフトナノ材料研究ステーション(SNAMS)
  日時:平成21年4月17日(金)14 時~17 時
  場所:東北大学片平キャンパス
     材料・物性総合研究棟1号館1階大会議室
  参加:自由、無料

 プログラム
  ◆ はじめに 宮下徳治 教授 (東北大多元研)

 <14:00 ~ 14:50>
  ◆「分子エレクトロニクスを目指した
   熱ナノインプリントリソグラフィによる金薄膜のナノ加工」
                中川 勝 教授(東北大多元研)

 <15:00 ~ 15:50>
  ◆「生体分子と合成分子の超分子化学を利用した機能性物質の開拓」
                金原 数 教授(東北大多元研)

 <16:00 ~ 16:50>
  ◆「刺激応答性人工核酸の構築
   ‐がん細胞特異的遺伝子治療薬の創製を目指して‐」
               和田健彦 教授(東北大多元研)

 ◆連絡先など詳しくは、こちらをご覧ください。
http://www.tagen.tohoku.ac.jp/general/information/090417.html

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  黄砂に吹かれつつ、春の陽気を感じる季節です。
  全国的に今年の桜開花は早くなるようで、
  ここ仙台でも、冬タイヤを脱ぐ車が早いようです。

  新年度は「かたひらまつり2009」「組織改組」その他・・・多忙な多元研。
  メールマガジンでは新着情報をお届け致します。

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 ◆広報情報室では、講演会、シンポジウム、研究成果など
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https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/information/mailmagazine.html

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  _/   発行元:
  _/      東北大学多元物質科学研究所
  _/      広報情報室 022-217-5198
  _/      network-tagen[at]grp.tohoku.ac.jp
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