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━━━━━━━━━━━━━━━━━━  2016/3月号  No.128 ━━━━━━

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   〜 目次 〜

 1) 行事予定 -- 物質・デバイス領域共同研究拠点 キックオフシンポジウム

  2)行事予定 -- 第6回物質・デバイス領域共同研究拠点活動報告会

 3)研究成果 -- 新たな骨カルシウム溶解メカニズムを発見

  4) 研究成果 -- X線の屈折・散乱を画像計測する非破壊検査用高感度X線
		スキャナの開発

  5) 受賞報告 -- 第37回本多記念研究奨励賞

 6) 受賞報告 -- トーキン科学技術賞最優秀賞,トーキン財団特別賞(重賞)

 7) 受賞報告 -- 粒子・流体プロセス部会 シンポジウム賞(奨励賞)

 8) 行事報告 -- 平成27年度 多元物質科学研究所退職者最終講義

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           1) 行事予定
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	物質・デバイス領域共同研究拠点 キックオフシンポジウム
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 多元物質科学研究所が参画する物質・デバイス領域共同研究拠点のキック
オフシンポジウムを開催致します。当拠点の発足を記念して6件の講演を予
定しております。多数のご参加をお待ちしております。

日時:2016年4月25日(月)13:30〜17:10
場所:ホテルメトロポリタン仙台 4F 千代西の間

主催:物質・デバイス領域共同研究拠点
参加費:無料

***プログラム***
13:30	開会挨拶:多元物質科学研究所長 村松 淳司
13:35	来賓挨拶:文部科学省研究振興局学術機関課長 牛尾 則文(予定)
         東北大学総長 里見 進
13:50	拠点概要紹介
14:20	発足記念講演
17:00	閉会挨拶:大阪大学産業科学研究所長 中谷 和彦
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     2) 行事予定
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	    第6回 物質・デバイス領域共同研究拠点 活動報告会
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 前述のシンポジウムに併せて、物質・デバイス領域共同研究拠点の第6回共
同研究活動報告が行われます。こちらにもどうぞ足をお運びください。

日時:2016年4月26日(火)10:00〜12:30
場所:東北大学片平キャンパス 片平さくらホール 2F会議室
	   〒980-8577 仙台市青葉区片平2-1-1

主催:物質・デバイス領域共同研究拠点
参加費:無料

****プログラム****
10:00	開会挨拶
10:05	拠点活動報告
10:40	平成27年度共同研究活動・口頭発表
		ナノシステム科学研究領域部会(北大 電子研)
		物質創製開発研究領域部会(東北大 多元研)
		物質組織化学研究領域部会(東工大 資源研)
		ナノサイエンス・デバイス研究領域部会(阪大 産研)
		物質機能化学研究領域部会(九大 先導研)
12:20	閉会の挨拶 
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     3) 研究成果
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		新たな骨カルシウム溶解メカニズムを発見
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 多元物質科学研究所 量子ビーム計測研究分野の百生 敦教授は、自ら開発
した高感度三次元X線顕微鏡を活用して、ラトックシステムエンジニアリン
グ株式会社の南郷 脩史代表取締役らとの共同研究において新しい骨カルシウ
ム溶解メカニズムを発見しました。
 これまでは、血液中のカルシウム濃度が低下すると破骨細胞が骨表面を溶
かして血液中にカルシウムを供給すると考えられていました。しかし、骨の
中に無数に存在する骨細胞も骨細管を利用し、骨形状を破壊せずに骨内部か
らカルシウムを溶解して血中に放出する働きを持っていることを明らかにし
ました。今回、骨細胞と骨細管のネットワークによるカルシウム溶解・蓄積
作用が明らかになったことで、骨が減少する病気の新しい予防や治療方法に
つながることが期待されます。
 本研究成果は、2015年12月17日付で学術誌BONEにオンライン掲載されました。
              
論文題目:"Osteocyte-directed bone demineralization along canaliculi"
	BONE 84 (2016) 279-288.
	DOI:10.1016/j.bone.2015.12.006

論文掲載URL:http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S8756328215004287

 ◆詳しくはこちらをご覧ください。
東北大学プレスリリース
http://www.tohoku.ac.jp/japanese/2016/03/press20160304-01.html

量子ビーム計測研究分野 百生研究室
http://mml.tagen.tohoku.ac.jp/index.html

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     4) 研究成果
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    X線の屈折・散乱を画像計測する非破壊検査用高感度X線スキャナの開発
		-工場生産ラインでの実用化に目処-
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 多元物質科学研究所 量子ビーム計測研究分野の百生敦教授と株式会社リ
ガクは、工場生産ラインなどでの実用化を想定した非破壊検査用高感度X線
スキャナを開発しました。
 従来のX線非破壊検査機器はX線の影絵方式で、有機材料や高分子材料など
の軽元素から成る物質についてはコントラストが不十分になるという欠点が
ありました。これに対して今回開発した装置は、X線すだれ格子を用いる位
相コントラスト法により感度が大きく改善されています。さらに、X線格子
自体のモアレ縞を活用する新しいアルゴリズムを考案したことで、撮影視野
を横切る物体においてもX線の屈折や散乱の計測が可能になりました。
これによって、物品の欠陥や異物混入を製造ライン上で高感度で検査するス
クリーニング用機器として製品化に向けた目処が立ち、約2年後の製品化が
予定されています。
 
 ◆詳しくはこちらをご覧ください。
東北大学プレスリリース
http://www.tohoku.ac.jp/japanese/2016/03/press20160315-01.html

量子ビーム計測研究分野 百生研究室
http://mml.tagen.tohoku.ac.jp/index.html

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           5) 受賞報告
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                       第37回本多記念研究奨励賞
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  多元物質科学研究所 無機固体材料合成研究分野の森戸 春彦助教が、第37
回本多記念研究奨励賞を受賞しました。この賞は、本多 光太郎博士の物理冶
金学における偉業を記念する財団が、金属及びその周辺材料に関連する研究
において優れた研究成果や発明を行った若い研究者に贈ります。
             
  受賞研究テーマ:「ナトリウムを用いた新規材料合成プロセスの開発」

◆公益財団法人本多記念会
http://hondakinenkai.or.jp/

◆無機固体材料合成研究分野 山根研究室
http://www.tagen.tohoku.ac.jp/modules/laboratory/index.php?laboid=16

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          6) 受賞報告
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   平成28年度トーキン科学技術賞最優秀賞,トーキン財団特別賞(重賞)
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  多元物質科学研究所 エネルギーデバイス化学研究分野の笘居 高明講師が、
平成28年度トーキン科学技術賞最優秀賞とトーキン財団特別賞を合わせて受
賞しました。

受賞研究テーマ:
  「有機系電極活物質を利用したプロトン型大容量キャパシタの開発」

  トーキン科学技術振興財団は宮城県の工学分野における若手研究者の育成
と研究活動の支援を目的として設立され、毎年優れた研究者に奨励賞が贈ら
れています。

 ◆詳しくはこちらをご覧ください。
トーキン科学技術振興財団
https://www.nec-tokin.com/zaidan/

エネルギーデバイス化学研究分野 本間研究室
http://www.tagen.tohoku.ac.jp/modules/laboratory/index.php?laboid=76

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           7) 受賞報告
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             化学工学会粒子・流体プロセス部会 シンポジウム賞
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  多元物質科学研究所 機能性粉体プロセス研究分野の石原 真吾助教が、化
学工学会粒子・流体プロセス部会の2015年奨励賞を受賞しました。この賞は、
昨年秋に北海道大学で開かれた化学工学会第47回秋季大会における同部会企
画のシンポジウムでの若手会員による発表が選考されます。3月16日には同
部会総会にて授賞式が行われ、年会時の粒子・流体プロセス部会セミナーに
て奨励賞受賞者による記念講演が行われました。

  受賞発表:「ADEMによる弾塑性解析のモデリング」

 ◆詳しくはこちらをご覧ください。
化学工学会粒子・流体プロセス部会
http://www2.scej.org/partluid/

機能性粉体プロセス研究分野 加納研究室
http://www.tagen.tohoku.ac.jp/modules/laboratory/index.php?laboid=84

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     8) 行事報告
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               平成27年度 多元物質科学研究所退職者最終講義
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 平成28年3月3日(木)、東北大学片平さくらホールにて今年3月をもって退
任される武野 幸雄先生、佐藤 次雄先生、栗原 和枝先生の退職者最終講義が行
われました。最終講義においては、これまでの研究活動やその成果について
お話しされ、教職員・学生・卒業生など多くの方が聴講されました。
 下の画像をクリックしますと最終講義の写真を公開しております。
 どうぞご覧ください。
                 

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   先週末は東北大学の学位記授与式でした。
※下の画像をクリックしますと学位記授与式の様子がご覧いただけます。
             

大学院生が学生の大多数を占める多元研では、会場がキャンパス外という
こともあって振袖・袴姿はみかけませんでした。
 スーツ姿では就活生と見分けがつかないなぁ…
 新生活準備の追い込み時期でなくもっと早い時期に開くといいのに…
などど不謹慎なことをぼんやり思ったものです。

ともあれ、新社会人となる方々の門出が良き日々でありますように。

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    _/     発行元:
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    _/              広報情報室   022-217-5198
    _/              network@tagen.tohoku.ac.jp
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