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            ★   多元研  メールマガジン  ★
━━━━━━━━━━━━━━━━━━  2016/2月号  No.127 ━━━━━━

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   〜 目次 〜

 1) 行事予定 -- 2015年度 高分子・ハイブリッド材料研究センター(PHyM)
		若手フォーラム

  2) 研究成果 -- X線自由電子レーザーに照射された微粒子が縮んだ!

 3) 研究成果 -- 電子の動きを操る!

 4) お知らせ -- TAGEN Forefront vol.7 発行

 5) お知らせ --村松所長のインタビュー記事が国立大学附置研究所・セン
        ター長会議ウェブサイトにて公開

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           1) 行事予定
  ◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇
	2015年度 高分子・ハイブリッド材料研究センター(PHyM)
			若手フォーラム
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日時:2016年 3月 4日(金)13:00〜17:00
場所:東北大学 片平キャンパス 南総合研究棟2号館1F 大会議室
	〒980-8577 仙台市青葉区片平2-1-1  

主催:多元物質科学研究所 高分子・ハイブリッド材料研究センター(PHyM)
共催:ナノマクロ物質・デバイス・システム創製アライアンス,
	物質・デバイス領域共同研究拠点

参加費:研究交流会-無料/懇親会-教員以上 3000円・学生 1000円

***プログラム***
第 1 部 研究交流会
13:00 招待講演1
	赤池 幸紀 先生(東京理科大学 理工学部 物理学科)
	「有機半導体界面における電子準位接続の起源」
13:40 招待講演2
	石割 文崇 先生(東京工業大学 資源化学研究所 無機資源部門)
	「高分子鎖ダイナミクスを利用したバイオインスパイアード
	 Ca2+センサー」
14:35 招待講演3
	亀渕 萌 先生(東京理科大学 理学部 化学科)
	「ナフィオンを用いた多重機能性透明フィルムの開発」
15:15 招待講演4
	庄司 満 先生(慶應義塾大学 薬学部 有機薬化学講座)
	「不斉炭素原子を有する天然有機化合物の合成戦略設計と実現」
16:10 招待講演5
	森 龍也 先生(筑波大学 大学院数理物質系)
	「有機高分子ガラスにおけるボソンピークのテラヘルツ帯分光」
16:50 招待講演6
	野々口 斐之 先生(奈良先端科学技術大学 物質創成科学研究科)
	「熱電応用を目指したナノカーボンの分子ドーピング技術 」
17:30 ポスター発表ショートプレゼンテーション

第 2 部 ポスター発表
18:10 ポスター発表

第 3 部 懇親会(於 東2号館2F セミナー室)

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【お問い合わせ先】
 多元物質科学研究所 高分子ハイブリッドナノ材料研究分野
 山本俊介 助教
 syama◆tagen.tohoku.ac.jp(◆を@に変えて送信下さい)

 ◆詳しくはこちらをご覧ください。
http://www.sanken.osaka-u.ac.jp/joint_research/documents/program_160304.pdf

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     2)研究成果
   ◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇
	    X線自由電子レーザーに照射された微粒子が縮んだ!
  ―超強力X線パルスによるプラズマ生成初期過程での体積収縮を発見―
   ◇◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆

 多元物質科学研究所 電子分子動力学研究分野の上田潔教授、福澤宏宣助
教らが参画する国際共同研究チームは、米国のX線自由電子レーザー(XFEL)
施設LCLSから供給される非常に強力なX線をキセノン原子が集まってできた
微小な粒子に照射すると、極めて短い時間では体積が収縮することを発見し
ました。従来、XFELに照射された微粒子は、大量の電子を放出してプラズマ
化し即座に爆発すると考えられていたため、今回の発見はこれまでの常識を
覆すものでした。この体積収縮は、プラズマ化の初期過程で、キセノン原子
に局在化していた電子が粒子全体に広がることに起因します。
                   
 本研究の成果は、米国の科学雑誌『SCIENCE ADVANCES』で、2016年1月29
日にオンライン出版されました。

論文題目:"Transient Lattice Compression in the Solid-to-Plasma
	 Transition"
	Science Advances (2016) vol.2, no.1, e1500837
	DOI: 10.1126/sciadv.1500837

論文掲載URL:URL:http://advances.sciencemag.org/content/2/1/e1500837

 ◆詳しくはこちらをご覧ください。
東北大学プレスリリース
http://www.tohoku.ac.jp/japanese/2016/02/press20160201-01.html

電子分子動力学研究分野	上田研究室
http://www.tagen.tohoku.ac.jp/modules/laboratory/index.php?laboid=44

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     3) 研究成果
   ◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇
			   電子の動きを操る!
	   ―完全可干渉な自由電子レーザーを用いて
			   超高速電子過程の高精度制御に成功―
   ◇◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆

 化学結合を担って物質の性質を決める電子は、アト秒(1アト秒は100京分
の1秒)という極めて高速で動きます。そのため、物質内の電子の動きを自
在に操るためには、アト秒の精度で制御する手法が必要です。
 多元物質科学研究所 電子分子動力学研究分野の上田潔教授が参画する国
際共同研究チームは、イタリアの自由電子レーザー「フェルミ」を用いて、
完全可干渉な2色(63nmと31.5nm)の極端紫外線パルスを生成し、2つのパルス
の時間差を3アト秒という未踏の超高精度で制御することで、物質から飛び
出す電子の動きを操ることに成功しました。研究チームは今後、本手法をさ
らに発展させ、アト秒領域の超高速電子過程の計測を進めるとともに、電子
の動きを自在に操ることを目指しています。
              
 本研究の成果は、英国の科学雑誌『Nature Photonics』で2016年2月22日
にオンライン版が公開されました。

論文題目:"Coherent control with a short-wavelength free-electron
	 laser"
	Nature Photonics, published on line: 22 February 2016
	DOI: 10.1038/ NPHOTON. 2016.13

論文掲載URL:http://www.nature.com/nphoton/journal/vaop/ncurrent/full/nphoton.2016.13.html

 ◆詳しくはこちらをご覧ください。
東北大学プレスリリース
http://www.tohoku.ac.jp/japanese/2016/02/press20160223-01.html

電子分子動力学研究分野	上田研究室
http://www.tagen.tohoku.ac.jp/modules/laboratory/index.php?laboid=44

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           4) お知らせ
      ◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇
        	    TAGEN Forefront vol.7 発行
      ◇◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆

  多元物質科学研究所の教授が各々の研究分野を語る冊子「TAGEN Forefront」。
この度、第7刊の電子版を公開致ました。
 第1-6刊と共に、どうぞご一読ください。
http://www2.tagen.tohoku.ac.jp/disclosure/public.html
                 
****第7刊 CONTENTS****
1.ナノサイズ磁性体の物性を究め先端磁気メモリーデバイスへ展開
		北上 修 教授
2.さまざまな観測手法の開発によりタンパク質の未知の領域に迫る
		高橋 聡 教授
3.高温での“その場”観察から斬新な素材製造プロセスシーズを
		柴田 浩幸 教授
4.低炭素・資源循環型社会に向けて機能性粉体プロセスの可能性に挑む
		加納 純也 教授
5.放射光X線によるナノ可視化技術の開発と応用
		高田 昌樹 教授
6.高分子による自己組織化の電子顕微鏡による構造研究
		陣内 浩司 教授
7.非鉄金属製錬技術を駆使した未来のための金属資源循環への挑戦
		柴田 悦郎 教授
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           5) お知らせ
      ◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇
     村松所長のインタビュー記事が
     国立大学附置研究所・センター長会議ウェブサイトにて公開
      ◇◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆

 全国の国立大学附置研究所・センター長による組織「国立大学附置研究所・
センター長会議」のウェブサイトにて、多元物質科学研究所の現所長である
村松敦司教授のインタビュー記事が公開されました。コーヒーやドラえもん、
といった身近な言葉を交えてご専門の研究が紹介されてます。

インタビュー vol.12
  「“ナノ粒子の仕立屋”が開拓する、テクノロジーの最先端」
                  
       下記URLにてどうぞご覧ください。
      http://shochou-kaigi.org/interview/interview_12/

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3月3日は桃の節句…ですが、今年度の多元研最終講義の日でもあります。

今回は、武野幸雄先生、佐藤次雄先生、栗原和枝先生の御三方が講演されま
す。
例年の最終講義では、専門的な研究の話ばかりでなく長年の研究生活を振り
返って示唆に富むお話を、和やかな雰囲気の中で時には笑いを交えながら御
講演頂いております。
                  
      ※画像をクリックしますと最終講義の詳細がご覧いただけます。

年度の締めくくりに、4月からの新たなスタートへの助走に、節目にぴった
りの催しかと思います。
どうぞお気軽に足をお運びください。

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     メールマガジンに掲載させていただける情報をお待ち致しております。

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    _/     発行元:
    _/              東北大学多元物質科学研究所
    _/              広報情報室   022-217-5198
    _/              network@tagen.tohoku.ac.jp
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